バンク・オブ・アメリカのアナリストであるナット・シンドラー氏は10月18日、アップスタート・ホールディングス(UPST)の格付けを「買い」から「アンダーパフォーム」へ2段階格下げを行いました。
現在のアップスタートについて「上昇の余地はほとんどない」と述べた同氏は、アップスタートが人工知能を活用した個人向けローン事業で成功を収めた後、自動車ローン市場にチャンスを見出しているが、この新しい市場には独自の課題があると書いています。
「自動車ローンははるかに大きなトータル・アドレサブル・マーケットを有しているが、競合他社や資本力のある既存の金融機関が多く、参入障壁が高い」と同氏は指摘。
アップスタートの現在の評価は、「アップスタートが自動車ローンの分野で重要なシェアを獲得する能力についての早すぎる楽観主義」を包含しているというのが同氏の見解です。
一方、同氏は、目標株価を200ドルから300ドルに引き上げました。
この評価を受け、アップスタートは10月18日の市場で対前営業日比3.33%減の377.02ドルで取引されています(米国東部夏時間1:47PM)。