アップルは10月18日、仮想の “スペシャルイベント “において、よりパワフルになったMacbook Proノートパソコンのラインアップと次世代AirPodsを発表しました。
新しいMacBook Proの価格は、14インチモデルが1,999ドルから、16インチモデルが2,499ドルから。来週から出荷が開始されます。
新しいノートパソコンには、新しいプロセッサー（M1 Proおよび上位機種のM1 Max）が搭載されます。M1 Proは、10コアのチップ設計により、旧型のM1チップと比べて70％の性能向上を実現しているとのことです。M1 Maxは32コアで、M1 Proの2倍の帯域幅を実現しています。
新しいMacBookのデザインは、従来のデザインにあったタスクバーに代わり、より伝統的なファンクションキーが採用されています。新しいモデルでは、HDMIコネクタ、SDカードスロット、3つのThunderboltコネクタなど、さまざまな新しいポートが追加されています。新しいノートブックは、前世代のMacBookよりもカメラとオーディオの品質が向上しています。
また、アップルは、最大6時間のリスニング時間、空間音声、新しい低歪みオーディオドライバを搭載した新しいAirPodsを発表しました。新しいAirPodsの価格は179ドルです。
月曜日のイベントで、アップルは99ドルのスマートスピーカー「HomePro Mini」のラインナップも新色に更新しました。また、Siriとの併用を想定した音声のみのアップル・ミュージック の新プランを開始し、月額4.99ドルとなっています。
このイベントは、iPhone 13の発売からわずか1ヵ月後に行われました。ホリデーショッピングシーズンを前に、MacBookとAirPodsの両ラインをアップデートするのではないかという憶測が広まっていました。2016年、2018年、2020年にアップルは秋の製品発表会を開催しており、いずれも新しいiPhoneを発表した約1ヵ月後にMacのアップデートを行いました。
ウェドブッシュのアナリストであるダン・アイブス氏は、イベント直後に発行したリサーチノートの中で、発表内容を「期待を裏切らないものだった」と記しています。新しいMacもアップデートされたAirPodsも、広く期待されていました。アイブス氏は、アップルはホリデーシーズンに向けて、また最近の部品不足にもかかわらず、新しいハードウェア製品を発表したと書いています。
同氏は、アップルが2022年にAirPodを1億台近く出荷する可能性があると考えています。
「これらの製品は、約10年ぶりにアップルの最大のハードウェア製品サイクルに加わり、2022年に向けてストーリーの主要な成長触媒であり続ける」と書いています。
アイブズ氏は、アップルの株式について、アウトパフォームの評価と185ドルの目標価格を繰り返しています。