セールスフォース アナリストが絶賛、目標株価の引上げ相次ぐ

通期の売上予想を引き上げたセールスフォース(CRM)の株価が上昇しています。「セールスフォース 通期の売上予想引上げで高騰

同社の株式は9月24日、前日比2.21%増の284.01ドルで取引されています(米国東部夏時間2:32PM)。

パイパー・サンドラーのアナリストであるブレント・ブレイセリン氏は、9月24日の顧客向けメモで、セールスフォースの株価を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げし、目標株価を280ドルから365ドルに引き上げました。

「新しいチーム、新しいモデル、Covid後の新しい現実は、売上を500億ドル以上に拡大する際に、利益を大きく押し上げる構造的な変化を示唆している」と同氏は書いています。

モルガン・スタンレーのアナリスト、キース・ワイス氏は9月23日、投資家向けイベントを受けて目標株価を305ドルから345ドルに引き上げ、「オーバーウェイト」のレーティングを維持しました。

「セールスフォースは、2021年のインベスター・デーに大きな課題を抱えて臨んだ。それは、効率を改善して営業利益率を向上させようとする本気度をいかにして投資家に納得させるか、一方で、成長する市場機会に対する同社の堅実なポジショニングと投資を過小評価しないようにするか、ということだ」と同氏は書いています。

そして、最高財務責任者(CFO)のエイミー・ウィーバー氏のプレゼンテーションは、まさにその通りであり、それ以上のものであったと述べています。ただし、利益率の改善について語っているにもかかわらず、同社は依然として成長が最優先事項であることを強調しています。

「しかし、成長性と収益性の間でよりバランスのとれた枠組みができたことで、オペックスの規律が守られていないというベアケースの懸念を和らげることができたと考えてる」と表現しています。

バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズのアナリストであるブラッド・シルズ氏は、9月24日付けのメモにおいて、目標株価を320ドルから330ドルに引き上げ、「買い」の評価を継続しました。

同氏は、タブローの売上高の伸びが、セールスフォースに買収された時点の14%から29%に加速したことを指摘し、セールス、マーケティング、サービスの各クラウドで提供されるサービスに相乗効果があると述べています。同様に、Slackのコラボレーション機能は、セールスフォースの他の製品を補完するものであると考えています。

「今回のアナリスト・デイでは、セールスフォースとの連携による付加価値によって、デマンドウェア、Mulesoft、タブローの成長が加速し、同社のM&A活動が実際に成果を上げているという確信を深めることができた」とシルズ氏は書いています。

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