Zスケーラー 衝撃的な決算発表も株価は下落

クラウドベースのセキュリティソフトウェアを提供するZスケーラー(ZS)は9月10日、第4四半期決算の発表を行いました。

7月31日に終了した会計年度第4四半期の売上高は、前年同期比70%増の1億9,710万ドルで、1億8,680万ドルというアナリストの予想を上回りました。

調整後の利益は、1株当たり14セントで、1株当たり9セントというアナリストのコンセンサス予想をこちらも上回っています。

アナリストが注目している当四半期の請求額は、70%増の3億3,220万ドル。コンセンサス予想の2億7,810万ドルを上回っています。

同社は会計年度第1四半期の売上高を2億1,000万ドルから2億1,200万ドルと予想しており、約2億ドルのコンセンサス予想を上回っています。調整後の利益は、市場予想と同程度の1株当たり12セントを見込んでいます。

2022年度については、売上高を9億4,000万ドルから9億5,000万ドル、請求額を12億3,000万ドルから12億5,000万ドルと予想しています。

ウェドブッシュのアナリスト、ダン・アイブズ氏は、今回の決算を「またしても衝撃的な四半期」と呼び、「我々の意見では、ZSはクラウドセキュリティ分野で最高のピュア・プレイである」と述べています。

「この分野は、ハイブリッドクラウドのワークロード全体が今後数年の間に大幅に加速すると予想されており、このような状況下では、ファイアウォールの外側にあるクラウドへのシフトが重要な販売サイクルを促進するため、いくつかの戦略的取引が前進する可能性がある」とアイブズ氏は顧客へのメモに書いています。

同氏は「アウトパフォーム」の評価と320ドルの目標株価を維持しました。

RBCのアナリストは、「アウトパフォーム」の評価を維持し、目標株価を300ドルから326ドルに引き上げました。。

アナリストは、「Zスケーラーは、前年同期比の売上高と収益の減速を最小限に抑え、すべての結果が予想を大きく上回ったことで、またしても印象的な四半期を達成した。22年度の売上高/課金額の当初のガイダンスは予想を上回っているが、最近の動きを踏まえ保守的な数字になっている」と述べています。

決算発表翌日の9月11日において株価はマイナスで推移、前日比1.56%減の275.85ドルで取引されています(米国東部夏時間11:46AM)。

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