エヌビディア 第2四半期決算を発表

エヌビディア(NVDA)の第2四半期決算が8月18日の通常取引終了後に発表されました。

純利益は、前年同期の6億2,200万ドル(1株当たり25セント)に対し、23億7,000万ドル(1株当たり94セント)となりました。

株式ベースの報酬費用やその他の項目を除いた調整後の利益は、前年同期の1株当たり55セントに対し、1.04ドルとなりました。

売上高は、前年同期の38億7,000万ドルから68%増加し、65億1,000万ドルとなりました。

アナリストらは、63億3,000万ドルの売上に対して1株当たり1.02ドルの調整利益を予想していました。5月の時点では、エヌビディアは売上高を61億7,000万ドルから64億3,000万ドルと予想していました。

第2四半期のゲーム事業の売上高は、85%増の30億5,000万ドルとなり、前四半期の最高記録である27億6,000万ドルを上回りましたが、アナリストは、エヌビディアのゲーム事業の売上高を29億8,000万ドルと予想していました。

データセンター関連では、アナリストが22億7,000万ドルの売上を予想していたのに対し、売上は前年同期比35%増の23億7,000万ドルとなりました。

「当四半期は、エヌビディア AI エンタープライズ・ソフトウェアスイート上で動作するAIワークロードの開発、展開、スケーリング、オーケストレーションを行うために、エヌビディア Base CommandとFleet Commandを立ち上げた」と、最高経営責任者のジェンスン・フアン氏は声明の中で述べ

「当社の新しいエンタープライズソフトウェア、幅広いエヌビディア搭載システム、システムおよび統合パートナーのグローバルネットワークにより、AIの変革力から利益を得るために競争する世界最大の産業を加速させることができる」としています。

また「物理的にリアルな仮想世界を実行し、他のデジタルプラットフォームに接続するシミュレーションプラットフォームであるエヌビディア・オムニバース を5年近くかけて発表できたことを嬉しく思う」 ともフアン氏は述べています。

第3四半期(今期)の売上高について、エヌビディアは66億6,000万ドルから69億4,000万ドルと予想していますが、ファクトセット社の調査ではアナリストは平均して65億7000万ドルと予想しています。

注目のアームの買収については、エヌビディアは、この買収が2022年初頭に完了すると予測しています。

エヌビディアの最高財務責任者(CFO)であるコレット・クレス氏は、声明の中で「我々は、懸案のアームの買収について、規制当局の手続きを進めている」と述べています。

また「アームのライセンシーの中には、この買収に対して懸念や異議を唱える者もおり、規制当局との協議は当初の想定よりも時間がかかっているが、我々はこの買収に自信を持っており、規制当局はアームとそのライセンシー、そして業界にとっての買収のメリットを認識するはずだ」とも述べています。

続報はこちら>「エヌビディア 第2四半期決算を発表(続報)

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