テスラ 決算説明会で話題になりそうなこと

EVのパイオニアであるテスラ(TSLA)は7月26日(月)の取引終了後に第2四半期の決算発表を行います。

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ウォール・ストリートはテスラが115億ドルの売上をあげ、1株当たり94セントの利益を報告すると予想しています。

世界的な半導体不足、自動車の販売価格、自動車の粗利益率、テスラのバッテリーストレージ事業の収益性の高さなど、収益に貢献する要因はたくさんあります。

しかし、最終的に投資家が望むのは、どのような形であれ、過去最高の営業利益を達成することです。

それこそが、株価が最近のレンジを抜け出すきっかけとなると思われます。

テスラは、2020年第3四半期に8億ドルを超える営業利益を計上し、その後の3カ月間で株価は2倍以上の860ドル前後まで上昇しました。

しかし、その後の四半期で営業利益の伸びがほぼ一服したため、株価は約860ドルから最近では約640ドルまで下落しています。利益の停滞は株価の停滞を意味します。

テスラファンにとっての朗報は、ウォールストリートが新記録を予想していることです。

第2四半期の営業利益は、好調な販売台数を背景に、8億3,500万ドルになると予想されています。2021年の第2四半期は、テスラが1つの四半期で20万台以上の車両を納入した初めての四半期となりました。

決算発表の後にはブルとベアの間でのせめぎあいが起こることが予想されます。

例えば、テスラが売上を上げる方法のひとつに、電気自動車の生産量が適正な割合を超えた場合に得られる規制クレジットの販売があります。

第1四半期のクレジット販売額は5億1,800万ドルで、これによりテスラは業績予想を上回りました。

クレジット販売の「通常」の量はどれくらいなのか、そしてその販売がいつ枯渇するのかについては、常に議論があります。

最終的には、強気派も弱気派も、他の自動車メーカーが独自のEVを販売し、テスラの収益源が断たれると予想しています。

また、ビットコインの問題もあります。

テスラは第1四半期に保有するビットコインでわずかな利益を計上しましたが、この暗号資産の価格は4月のピーク時から約半分に下落しています。

つまり、小さな損失を被る可能性があるということです。投資家がどのように反応するかは誰にもわかりませんが、テスラがビットコインのポジションを売り払うことはないと思われます。

マスク氏は、ビットコインのマイニングがより持続可能な電力を使用するようになれば、同社が暗号資産で取引を行うことを明らかにしています。

投資家は、テスラのドイツの新工場とテキサス州オースティンの工場がいつ自動車の納入を開始するかについても知りたがっています。オースティン工場では、テスラのサイバートラックが製造されます。

また、テスラの運転支援機能の進化についても投資家から質問される可能性があります。

テスラは最近、運転支援ソフトウェアのサブスクリプション販売を開始しましたが、充電ネットワークからどれだけの収益を上げられるかについても質問されるでしょう。

マスクは氏は今週、テスラが将来的に他のEVに充電ネットワークを開放するとツイートしました。

これらの話題は、月曜日の午後5時30分(米国東部時間)に予定されている決算カンファレンスコールで取り上げられると思われます。

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