トレードデスク アナリストの格上げで10%超の高騰

トレードデスク(TTD)の株価が7月23日の取引で高騰。一時は前日比11.5%増もの上昇を見せました。

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この上昇のきっかけとなったのは、ウォールストリートのアナリストが発表したアップグレードと強気のコメントでした。

StephensのアナリストであるNicholas Zangler氏は、7月23日、トレードデスクの格付けをイコールウェイト(ホールド)からオーバーウェイト(買い)にアップグレードし、目標株価を70ドルから85ドルに引き上げました。

同氏は、トレードデスクが独立系のデマンドサイド・プログラマティック広告プラットフォームのリーディングカンパニーとして「圧倒的なポジショニング」をとっていることを挙げ、これが「この銘柄を魅力的なものにしている」と考えています。

ただ、株価のバリュエーションが高いことは認め、これが 「最大の難点 」だと指摘しています。

トレードデスクは現在、予想PERが99で、来年の売上高予想の21倍で取引されています。

このように割高にもかかわらず、同氏は、コネクテッドTV(CTV)の普及が加速していることが、トレードデスクにとって価値ある触媒になると考えています。

今後数年間で、広告費の大部分が従来のテレビからCTVに移行すると考えられており、Zangler氏は、この分野における米国の支出が、現在の約90億ドルから今後数年間で720億ドルになると予測しています。

業界のリーダーであるトレードデスクは、この継続的なトレンドを利用するのに適した立場にあり、これにより同社は新たなビジネスを獲得することができると見ています。

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