7月20日に決算を発表したチポトレ・メキシカン・グリル（CMG）の株価が翌日、21日の市場で高騰、史上最高値をつけています。
20日の通常取引終了後、チポトレは決算を発表。19億ドルの売上高から調整後の1株当たり7.46ドルの利益を得たと発表し、上下ともにウォールストリートの予測を上回りました。開店後1年以上経過した店舗の売上高は31％以上増加し、こちらも予想を上回りました。
Embed from Getty Images7月21日午前の取引では、株価は10.4％上昇して1,740ドルを記録し、1日の上昇率としては2020年4月以来の大きさになりました。この1年間では46％以上の上昇となっています。
複数のアナリストが、株価の目標値を引き上げました。
Cowen & Co.のアンドリュー・チャールズ氏は、アウトパフォームの評価を繰り返し、目標価格を1850ドルから2080ドルに引き上げました。
同氏のトップピックであるチポトレは、2022年以降、「売上高を毎年5％成長させる能力があることを証明するだろう」と述べています。
クレディ・スイスのローレン・シルバーマン氏は、アウトパフォームの評価を継続し、目標価格を1,950ドルから2,075ドルに引き上げました。
「チポトレは、今後数年間でトップライン、利益率の拡大、ユニット数の増加が2桁に加速する稀有な複合的成長ストーリーとして、短期的にも長期的にも我々のお気に入りの銘柄の一つであり続ける」とリサーチノートに記しています。
RBCキャピタル・マーケッツのクリストファー・カリル氏は、「アウトパフォーム」の評価を継続し、目標株価を1,800ドルから1,825ドルに引き上げました。これは、同チェーンの勢いが第3四半期に入っても続いており、既存店売上高の予想がウォール街の予想を上回っていることに満足しているためです。
StephensのJames Rutherford氏は、目標を1,700ドルから1,850ドルに引き上げました。同氏もアウトパフォームの評価を繰り返し、「チポトレは今期、すべての正しいボックスをチェックした」と書いています。
StifelのChis O’Cull氏は、株価を「買い」に据え置き、目標値を1750ドルから1850ドルに引き上げました。同氏は、同社が高い賃金を支払っているにもかかわらず、販売量の増加に伴い、時間をかけて利益率を改善すると予想しています。
トゥリスト・セキュリティーズのジェイク・バートレット氏は、「買い」の評価を継続し、目標値を1750ドルから1800ドルに引き上げました。好調な既存店売上高が「賃金圧力にもかかわらず加速する開発を支えている」と述べています。