先月からBeikoku-stockポートフォリオに加えたアップスタート(UPST)。
この1ヶ月間で株価は25%下落と冴えませんが、特に大きなニュースがあったわけではありません。こういった上場したばかりの株にはよくある不安定な動きで、中長期投資家にとってはほとんど気にならない下げと言ってよいかと思います。
むしろ、ここは追加投資を行う絶好のチャンスと考えて、買い増しを行います。
ほとんどのアメリカ人は一度もローンを滞納したことがありませんが、従来の方法ではその大半が銀行ローンの審査に通らないと言われています。
クレジットはエンジンにとってのオイルのように、経済にとっての潤滑油。米国のローン審査のこの現状を変えることは、同国の経済の大きな変革につながります。
米国の銀行は現在でも毎月15兆ドル近くのローンを発行しており、ローンは巨大な市場。その市場拡大につながるローン審査の改善は非常に大きな経済的効果を生み出します。
アップスタートは、従来のデータモデルに人工知能と機械学習を用いて挑戦し、融資クライアントのためにより良いアルゴリズムを生み出しています。アップスタートの自動化されたプラットフォームでは、金融分野だけでなくあらゆる分野の膨大なデータポイントを精査することで、70%以上の申請者が融資の迅速な承認を得ることができます。非正規雇用の家族や消費者にとって、アップスタートのシステムは、彼らの経済的未来を変える可能性を秘めています。
CEOのデビッド・ジロワード氏はアップスタート株を15%所有。グーグルの企業向け事業を運営していた経歴を持つ情熱的な経営者です。創業者が経営に深く関わっていることも同社の魅力です。
Embed from Getty Images1年先、2年先ではなく、5年先以上の成果を求めて投資することで大きく報われることが期待できるのがアップスタート。私が今一番魅力を感じている銘柄です。当面の間しばらくはこつこつと追加投資を続ける予定です。