アップスタート（UPST）は6月23日、安全で包括的な完全なAPI接続のマーケットリーダーであるNXTsoft（nxtsoft.com）と提携したことを発表しました。
アップスタートが米国を拠点とするあらゆる金融機関に対して、全デジタルのAI融資プラットフォームをより効率的に導入できるようにすることが目的です。
銀行や信用組合と提携し、手頃な価格のクレジットへのアクセスを拡大するAI融資プラットフォームのリーディングカンパニーであるアップスタートとのパートナーシップについて、NXTsoftのCEOであるDavid Brasfield氏は次のように述べています。
アップスタートのAIモデルは、1,000以上の変数と高度な機械学習アルゴリズムを活用し、より正確なリスクベースの価格設定と自動化の推進を可能にします。銀行や信用組合のパートナーは、アップスタートを利用することで、従来のFICOスコアベースのモデルと同じ損失率で最大3倍の数の借り手を承認することができ、デフォルト率はほぼゼロになります。さらに、アップスタートは借り手にすべてのデジタル融資体験を提供し、借り手はいつでもどのデバイスからでも申し込みができ、資金調達した融資の70%以上が人手を介さずに完全に自動化されています。
NXTsoftのAPIとの統合により、金融機関はアップスタートのAIプラットフォームをより迅速に既存のサービスに統合することができるようになりました。NXTsoftのOmniConnectは、米国の全基幹システムの99%とAPI接続を確立しており、これらの基幹システムとあらゆる補助的なフィンテックソリューションとの間でAPI接続を提供することができます。NXTsoftは25年以上にわたりAPI市場に参入しており、現在、多数のパートナーと1,000以上の金融機関が同社のOmniConnectセキュアAPIソリューションを利用して、基幹システムと補助的なアプリケーション間でリアルタイムにデータを送信しています。
アップスタートの融資パートナーシップ担当上級副社長のマイケル・ロック氏は、「当社は、銀行や信用組合のパートナーがアップスタートを迅速かつ成功裏に導入し、最新の全デジタル体験を通じて、より多くの信用力のある借り手に融資できるよう支援したいと考えています。NXTsoftは、アップスタートを導入した銀行や信用組合に、当社のAI融資プラットフォームを既存のコアシステムやワークフローに統合して価値創造までの時間を短縮し、顧客向けの新しいサービスを市場に投入するための実証済みのアプローチを提供します」と述べています。
アップスタートは、クレジット市場の大規模な非効率性を解決するために生まれました。30年間、業界はクレジットスコアとわずかな変数に依存して融資を決定してきたため、借り手の真の信用価値の評価は非常に不正確なものとなっています。その結果、米国では、80％の消費者が一度もローンを滞納したことがないにもかかわらず、48％の消費者しか優良なクレジットを利用できない状況にあります。このような格差は、金融機関がより良い信用評価を行うために利用できる情報が限られていることが直接の原因です。
NXTsoftのCEOであるDavid Brasfield氏は、「アップスタートのミッションは、真のリスクに基づいたエフォートレスな与信を可能にすることであり、NXTsoftのミッションは、フィンテックと金融機関のエフォートレスな接続を可能にすることです。NXTsoftは、アップスタートと提携して、彼らのよりスマートなAIベースの与信判断に新しいパートナーを乗せる能力を合理化し、拡張することで、現代のすべてのデジタル融資体験を促進することに興奮しています。」とも述べています。
この発表があった6月23日、アップスタートの株価は前日比4.59%増の125.14ドルとなっています。