ショッピファイ(SHOP)の株価が好調です。6月21日の市場では一時1552ドルをつけ、上場来高値を更新しました。終値は0.9%増の1480ドルとなり、これで8日連続の上昇。これは2020年6月23日に終了した8日連続にならぶ最長の連勝記録となります。
同社は、6月29日に「新製品や新機能の初公開」を約束する年次開発者会議「Shopify Unite」を約1週間後に控えています。
グッゲンハイムのアナリストであるケン・ウォン氏は、ショッピファイのパートナーの中には、同社が「オーディエンスネットワーク」を計画していることを示唆している人がいることを指摘。同社が広告で収入を得る機会を探っている可能性があると見ています。
ショッピファイが広告から直接利益を得るような形ではなく、広告の出稿者にショッピファイのマーチャントを紹介するような形でのビジネスで収益化を実現する可能性が高いと同氏は見ています。
ウォン氏は、広告を「投資家が好意的に見るであろう重要な潜在的新機会」と呼び、近々開催されるUniteカンファレンスが「公開日の可能性がある」と述べています。
ショッピファイは、アファームとの提携により、多くの加盟店に分割払いサービスを提供するなど、新たなビジネスチャンスを開拓するために様々な取り組みを行っています。
「ショッピファイ アファームの後払いサービスを全米のマーチャントに提供」
また、ショッピファイの販売者だけでなく、フェイスブックのコアプラットフォームやインスタグラムでも今夏にオプションを開始する予定であり、今年後半にはグーグルにも拡大する予定です。
「ショッピファイ グーグル、フェイスブックとの協力関係を拡大」