アドビ(ADBE)は6月17日、6月4日に終了した会計年度第2四半期の決算を発表しました。
第2四半期の売上高は38億4,000万ドルで、前年同期比23%増となり、会社予想の37億2,000万ドルを上回りました。非GAAPベースの利益は1株当たり3.03ドルで、同社の予想である2.81ドルを上回りました。一般に認められた会計原則では、アドビは1株当たり2.32ドルの利益を得ました。
アドビの業績は、すべてのセグメントで予想を上回りました。デジタルメディアの売上高は、25%増の27億9,000万ドルで、同社のガイダンスを4ポイント上回りました。内訳は、クリエイティブ分野が24%増の23億2,000万ドル、ドキュメントクラウド分野が30%増の4億9,600万ドルでした。
デジタル・エクスペリエンス部門の売上高は、21%増の9億3,800万ドルで、目標としていた18%増を3ポイント上回りました。
また、約210万株の自社株買いを行ったことを明らかにしています。
第3四半期の予想売上高は38億8,000万ドルで、業界予想の38億3,000万ドルを若干上回り、非GAAPベースの利益は1株当たり3ドルで、業界予想の1株当たり2.89ドルを上回っています。第3四半期の成長率は、デジタルエクスペリエンス分野で21%、デジタルエクスペリエンス分野で25%と見ています。
CEOであるShantanu Narayen氏は声明の中で、「Creative Cloud、Document Cloud、Experience Cloudがデジタルファーストの世界で仕事、学習、遊びを変革し続ける中、アドビは卓越した第2四半期を過ごした」と述べています。
また、最高財務責任者(CFO)のジョン・マーフィーは声明の中で、「クリエイティブ、ドキュメント、カスタマーエクスペリエンスマネジメントの各事業に見られる大きな市場機会と勢いは、今年も記録的な年になるたための好位置を占めている」と述べています。
アドビの株価は6月17日の時間外で2.49%増の565.11ドルで取引されています。