ジェフリーズのアナリストであるMark Lipacis氏が目標株価を740ドルから854ドルに引き上げたことで、エヌビディア(NVDA)の株価が6月17日朝のマーケットで上昇しています。
この新しい目標値は、ファクトセットに掲載されているアナリストの中で最も高いものです。
Lipacis氏は、エヌビディアの最高財務責任者であるコレット・クレス氏との最近の会話で、データセンターにおけるソフトウェアライセンスの可能性を強調したことを受けて、エヌビディアの将来性をより高く評価しています。
「今日、ソフトウェアはほとんどがハードウェアの販売に組み込まれているが、データセンターにおけるエンタープライズAIソフトウェアは、VMwareがシステムソフトウェアをライセンスするのと同様に、ライセンスされる可能性がある」と同氏は書いています。
Lipacis氏は、クレス氏が、ソフトウェアの販売が事業の重要な部分を占めるようになれば、売上項目として分離することが可能であると述べたと伝えています。
Lipacis氏はまた、エヌビディアがアームの買収を2022年の早い時期に完了させると予想していることを伝えています。
また、「エヌビディアは、アームをデータセンター、自動車、IoT(Internet of Things)市場に投入することで、アームがモバイルだけではないモデルを構築するのを支援する計画であると」と書き、これらのことはアーム単独では効果的に行えるものではないとしています。