ハブスポット(HUBS)は、インバウンドマーケティングの専門企業としてスタートしましたが、顧客関係管理(CRM)のワンストップショップを目指して、急速に進化・拡大しています。
ハブスポットは、成長プラットフォームと呼ばれるクラウドベースのマーケティング、販売、およびカスタマーサービスのソフトウェアプラットフォームを提供する。アプリケーションは、単品またはパッケージで利用可能となっている。企業の成長を助けることをミッションとし、インバウンド・マーケティングへの当初の焦点から、マーケティング、販売、サービスへとより広く拡大してきた。2006年に設立され、2014年に株式公開した。マサチューセッツ州ケンブリッジに本社を置いている。
出所:マネックス証券銘柄スカウター
同社は、セールスフォース・ドットコムが採用して成功したテンプレートを自由にコピーし、成功を納めたスナップオンの買収によってその機能性を高めてきました。ハブスポットは過去5年間で5件の数十億ドル規模の買収を行ったほか、多数の小規模な買収も行っています。
このようなプラットフォームの拡大の結果、ハブスポットは現在、マーケティング、セールス、サービスサポートに加えて、コンテンツマネジメントやオペレーション製品も提供しています。その結果、同社の市場規模は約200億ドルとも言われています。現在、同社の顧客数は約11万4,000社ですが、これはウェブサイトを持つ300万社以上の中小企業を対象とした総アドレス可能市場と比較すると、まだまだ伸びる余地があると言える数字です。
第1四半期の売上は、前年同期比で41%増加しました。サブスクリプション収入も41%増加し、プロフェッショナルサービスの収入も43%急増しました。さらに、同社の総顧客数は45%増加しましたが、顧客1人当たりの支出は前年同期と同程度でした。
これらの結果は一過性のものではありません。2014年後半以降、ハブスポットの売上高は年複利成長率41%で成長しており、海外の売上高は58%で成長しています。同時に、同社の利益率は拡大を続け、フリーキャッシュフローも急上昇しています。
その成功の歴史と安定した成長を考えると、ハブスポットはハイテク投資家の購入リストの上位に入るべき資格を持った株だと言えます。