「今買って後で払う」BNPLと呼ばれる後払い決済サービスで知られる米国のフィンテック企業、アファーム(AFRM)は6月10日、同社の後払いサービスを米国に拠点を置くすべてのショッピファイ・マーチャントにオプションとして展開すると発表しました。このサービスは、「Shopify Payments」サービスに含まれており、即日開始されます。
「Shopify Pay分割払い」は、対象となる消費者が購入した商品を4回の分割払いにすることができ、遅延損害金や金利手数料は発生しません。ユーザーは、チェックアウト時に最初の支払いを行い、残りの支払いは後の週に付属のデビットカードまたはクレジットカードに請求されます。
ショッピファイ(SHOP)のマーチャントサービス担当副社長であるKaz Nejatian氏は、このサービスの初期テストにおける4,000万件の消費者の来店データによると、アファームの後払いオプションを提供したマーチャントのコンバージョン率は176%も高かったと述べています。
このオプションを提供することで、売上が大幅に向上するようです。コストはクレジットカード決済よりも若干高いものの、コンバージョン率が大幅に向上するため、マーチャントにとって「(サービスの導入は)当然のことだ」とも同氏は述べています。
アファームのCEOであるマックス・レブチン氏は、「モノを売っていれば、コンバージョンが向上し、平均注文の規模も一段と大きくなる」と述べ、初期のテストですでに12,500のショッピファイ加盟店にサービスを提供していることを明らかにしています。ショッピファイは、全世界で170万以上のビジネスをホストしています。