エヌビディア GPU市場でAMDを圧倒

エヌビディア(NVDA)がグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)市場における首位の座をさらに盤石なものにしたようです。

BMO Capital MarketsのアナリストであるAmbrish Srivastava氏は、6月2日のリサーチノートの中で、エヌビディアはアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)から大幅に市場シェアを奪ったと述べています。

同氏によると、3月に終了した四半期のGPU市場におけるエヌビディアのシェアは81%で、前年同期に比べて5.2ポイント増加、一方、AMDのシェアは19%となりました。

マーキュリーリサーチ社の統計を基にしたBMOレポートのデータによると、第1四半期のグラフィックスカードの平均価格は前四半期比で10%上昇し、総売上高は1%増となりました。通常、第1四半期にGPUの売上高は減少します。2020年の同時期には11%減少しました。

それが今年上昇したのは、他の多くの半導体と同様に、ビデオゲームカードが不足しており、需要が旺盛だからです。「The Verge」の3月の報道によると、最新のグラフィックカードの多くに対して、消費者は通常の2倍以上の価格でも買うことを望んでいるそうです。

BMOのレポートに含まれる数字には、暗号通貨の採掘に使用される再利用されたビデオゲームチップや、エヌビディアが暗号採掘用に設計した新しいプロセッサのラインが含まれています。エヌビディアは先日、会計年度の第2四半期に暗号チップから4億ドルの収益を見込んでいると発表しました。同社は、他のビデオゲームカードの機能を調整して、採掘者にとって使いにくいものにしています。

現時点では、マイニング用に販売されているGPUの数を正確に把握することはできませんが、推定によると、第1四半期の販売総数が約2,200万個となり、450万個増加したGPUのうちの100万~200万個近くが、イーサリアムの採掘に投入された可能性があるそうです。

最新情報をチェックしよう!
>

幸せな生活作りのための米国株投資。
老後資産形成のための試行錯誤の日々を報告していきます。
皆様の参考になれば幸いです。

CTR IMG