特別目的買収会社(SPAC)、ノーザン・スター・アクィジション(STIC)の株価が5月28日、前日比12%増の11.17ドルとなりました。
「10年後に10万ドルを100万ドルに変えてくれる億り人株3つ」でご紹介した、オンラインのペット用品店 バークボックス の買収が株主によって承認されたことが株価急騰の理由です。
この承認を受けて、同社は6月1日にバークボックスの買収を進め、6月2日には合併後の会社をThe Original BARK Companyと改称して、新しいティッカーシンボル「BARK」でニューヨーク証券取引所で取引を開始することになりました。
今後、投資家の注目は、買収の成立から、新会社バークがどれだけ効果的に事業を成長させ、利益を上げることができるかに移ることになります。
10日前、ノーザン・スターとバークボックスは共同で、バークの2021年度第4四半期および通期の決算を発表しました。
売上高は、第4四半期では前年同期比79%、通期では69%増加しました。損失は第4四半期に710万ドルに増加したものの、年間では3,140万ドルと安定しています。
2022年の新会計年度に向けて、経営陣は第1四半期の売上高を56%増の1億1,600万ドルから1億1,800万ドルの間と予想しています。通年では、売上高は5億1,600万ドル(36%増)、損失は4,100万ドル(前年比30%減)となる見込みです。
バークの将来性については上記記事に書いたとおりです。過去10年間に他のペット関連銘柄がどれほどの業績を上げたかを考えると新会社バークの未来は明るいと思われます。当面の間は浮き沈みが激しいと予想されますが、要注目の銘柄です。