クラウドベースのデータウェアハウス企業、スノーフレーク(SNOW)が5月26日に会計年度第1四半期の業績を発表。売上高は2億2,890万ドルで、前年同期比110%増となり、2億1,300万ドルという業界のコンセンサス予測を上回りました。製品売上高は、110%増の2億1,380万ドルとなりました。
今後の成長を示す指標であるパフォーマンス・オブリゲーションは、206%増の14億ドルとなりました。更新を追跡する純保持率は168%でした。当四半期の営業損失は3,580万ドルで、営業利益率は-16%。ガイダンスの目標値である-23%より改善されました。
7月に終了する第2四半期の製品売上高は、88%から92%増の2億3,500万ドルから2億4,000万ドル、営業利益率は-19%となる見込みです。通年では、売上高を従来の10億ドルから10億2,000万ドルから10億3,500万ドル、営業利益率を従来どおりの-19%から-17%と予想しています。
CEOのFrank Slootman氏は、「スノーフレークは、顧客の消費の強さを反映して製品売上高が3桁成長し、第1四半期は好調な業績を達成した」と述べました。また、「パフォーマンス・オブリゲーションは前年同期比で大幅に増加しており、全体的に販売が好調であることを示している」と述べています。
スノーフレーク社は、2020年9月に1株120ドルで上場しました。245ドルで取引が開始され、昨年は一時429ドルまで上昇しました。最近では、高倍率の企業向けソフトウェア株が広く売られている中で、同社の株価は大きく下落しています。
第1四半期の業績が予想を上回り、通期のガイダンスを引き上げたにもかかわらず、5月26日の時間外取引で株価は3%減の228ドルと下がっています。投資家は、スノーフレークに、より大きな業績向上とガイダンスの引き上げを求めていたようです。