アマゾン・ドット・コム(AMZN)が、1株当たりの利益が前年同期の3倍以上になるなど、予想を上回る第1四半期の決算を発表したことで、同社の株価は史上最高値を更新しました。
第1四半期の売上高は、前年同期比44%増の1,085億ドルとなり、同社のガイダンスレンジである1,000億ドルから1,060億ドルを上回りました。
営業利益は89億ドルで、アマゾンの予想範囲である30億ドルから65億ドルを上回りました。
一株あたりの利益は15.79ドルで、9.54ドルという市場予想を大きく上回っています。
アマゾンは、6月の四半期にさらなる成長を見込んでいます。売上高は1,100億ドルから1,160億ドル、営業利益は45億ドルから80億ドルの範囲で、コンセンサス予想の1,087億ドルを上回る見込みです。
この予測には、同社のプロモーション「プライムデー」が第2四半期に実施されることが前提となっています。
同社によると、6月期の見通しには、15億ドルのCovid-19関連費用の見込みが含まれています。
3月期のオンラインストア事業の売上高は、41%増の529億ドルで、市場予想を約10億ドル上回りました。
サードパーティー・セラー・サービスの売上高は、60%増の237億ドルで、市場予想を約20億ドル上回っています。
アマゾンウェブサービスの売上高は135億ドルで、前年同期比32%増となり、予想を約3億ドル上回りました。
サブスクリプションサービスの売上高は76億ドルで、こちらも約3億ドルの予想を超えています。
パンデミックの影響を受けている実店舗の売上は、16%減の39億ドル。
広告サービスを含む “その他 “の売上高は69億ドルで、73%の増加となりました。
4月29日の時間外取引においてアマゾンの株価は、3.7%増の3,600ドルとなり、史上最高値を更新しています。