ズームに売り推奨

大和証券キャピタル・マーケッツのアナリスト、スティーブン・バーシー氏は3月31日、ズーム(ZM)のカバレッジを開始して、「売り」の評価と250ドルの目標価格を設定しました。

バーシー氏は、3月30日の終値308.39ドルの時点で、ズームの株価は2022年度の予想売上高の23倍近くで取引されており、平均的なインターネット株の倍率6.6倍に対して244%のプレミアムがついていると指摘。10月のピーク時から45%下落した同社の株価ですが、依然としてそのバリュエーションが高いことを懸念しています。

また同氏は、コロナ禍の巣ごもり需要のおかげで売上を飛躍的に伸ばしたズームが、コロナ収束後に予測される同社にとっての否定的な外部要因に実質的に対抗できない可能性があると、短期的に売上が減少する重大なリスクがあることも指摘しています。

2022年度の売上は50%近く伸びると予測していますが、2023年度については大幅に減速し、0.6%の成長にとどまり、実質的にはまったく成長しないとのこと。2022年度の売上高を39億7,000万ドル、2023年度を40億ドルと同氏は予想しています。

「ズーム社の製品と成功を高く評価していますが、Covid-19パンデミックの長期的な影響がよりよく理解されるまで、当社の顧客にはズーム社の株式を売却することをお勧めします」とバーシー氏は顧客に利益を確定するように勧めています。

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