アルファベット 買い推奨で目標価格引き上げ

  • 2021年3月31日
  • 2021年3月31日
  • BS余話

シュティフェルのアナリスト、スコット・デビット氏が3月30日、アルファベット(GOOGL)の格付けを「ホールド」から「買い」に引き上げ、目標価格を2,025ドルから2,350ドルに設定しました。現在の水準から+15%の価格となります。

旅行や自動車などのいくつかのセクターが、コロナ禍から回復しつつあり、広告収入の増加が見込めるため、同社に有利な状況になっていると現在の状況を分析。また、パンデミックの影響でオンラインでの活動が増えており、この変化は世界が回復しても変わらないとしています。

同氏はアルファベットの現在のバリュエーションは他のハイテク企業と比較しても「リーズナブル」であると評価しています。アルファベットの株価は過去1年間で78%上昇、一方、S&P500指数は54%上がっています。

広告予算は従来のテレビのような追跡が困難な媒体を避け、グーグルが販売している検索ユニットやディスプレイユニットのようなオンライン広告を中心に、デジタルに重点を置くようになるだろうと同氏は考えています。

「この広告費の流れが逆戻りすることはない」とし、Googleの検索ツールとそれを利用するサードパーティのウェブサイトからの収入を含むカテゴリーである「Google Properties」からの収入が、第4四半期に22%増加したことを指摘しています。

また、現在は利益をあげていないものの、自動運転車の技術開発に取り組むウェイモなどの新事業が将来収入をもたらす可能性にも同氏は言及しています。

そして、アルファベットがクラウドコンピューティング事業の売上と利益を開示するようになったことに好感を持っているとし、これは投資家がその成長をより明確に把握できるようにするための変化であり、数字を開示することは、今後も良いニュースがあることを示唆していると述べています。

アルファベットをカバーしているアナリストのうち、40人が「買い」と評価し、1人が「ホールド」と評価しています。平均目標価格は2,422.17ドルで、現在の株価水準から18.5%あまりの上昇余地があります。
また、第1四半期の調整後利益は1株当たり18.20ドル、売上高は421.3億ドルがアナリスト予想です。

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