米国Yahoo!からメールで送られてきた本日のおすすめニュースがこれ。「2 No-Brainer Stocks That Could Double Your Money With Zero Effort」。
「努力なしでお金を2倍にできる2つのお手軽株」とでも訳すのでしょうか。
Beikoku-stockポートフォリオを構成する株の中で時価総額が最も多いアマゾン(AMZN)と2番目に多いテラドック(TDOC)が取り上げられていますので、自分の意見も加味しながらご紹介します。最近の下落でこうむった痛手をやわらげる、自分自身のヒーリングの意味でも書いています(^^;)
アマゾン(AMZN)
アマゾンが利益をもたらしてくれる理由はEコマースとクラウド・インフラストラクチャ(AWS)、この2分野のトップ企業であることです。
この2分野についてはまだまだ成長の余地があり、その成長の果実をトップ企業であるアマゾンが享受しさらに売上や利益を伸ばすことが見込まれます。
Eコマース事業では、少なくとも2つの競争上の優位性をアマゾンは持っています。ひとつは知名度。2020年12月の時点で、アマゾンは世界で最も人気のあるウェブサイトのトップ10に入っています(総訪問数別)。
もうひとつは、ネットワーク効果です。アマゾンの豊富な商品群は、より多くの顧客を惹きつけるとともに、より多くの売り手をも惹きつけます。
調査会社Canalysによると、2020年の第3四半期にAWSはクラウド市場で32%のシェアで首位をキープ。2位(おそらくマイクロソフトのアジュール)の19%に大差をつけています。ネットワーク効果はクラウド市場でもその威力を発揮しています。
この二つだけではなく、ストリーミング・ビデオデバイス、ストリーミング・プラットフォーム、食料品通販などなど、他のビジネスにもアマゾンは触手を伸ばしています。
CEOの交代を懸念する向きもありますが、AWSを育て上げた実績を持つジャシー新CEOの能力に心配はありません。急速に拡大するEコマースとクラウドをベースにその活動領域をどんどん広げているアマゾンは、保有しているだけで利益をもたらしてくれるお得な株です。
テラドック(TDOC)
テラドックは急成長を続けるテレヘルス業界のリーダーです。調査会社Grand View Researchによると、この市場は2027年まで15.1%の年平均成長率(CAGR)で成長すると予測されています。
その理由を理解するのは難しくありません。遠隔医療は、患者と医療提供者の双方に優れた特典を提供するからです。
患者は、自宅にいながらにして24時間365日、医療サービス(診察、紹介、処方箋)を受けることができます。一方、医師はより広範囲の患者にアクセスすることができ、テレヘルスの訪問は時間がかからないため、1日に多くの患者を診ることができます。
また、遠隔医療サービスは、十分な医療サービスを受けられないコミュニティや遠隔地の農村に対して質の高いヘルスケアを提供することでも役立ちます。
遠隔医療が提供する長期的な見通しから利益を得るために、テラドックほど有利な位置にいる会社はありません。
その理由のひとつは、遠隔医療サービスを提供する最初の大規模なプロバイダーとしてしっかりとした基盤を構築していることです。世界中で5万人以上の医師が診療を行う巨大なネットワークを築いており、新規参入者が同じような規模のエコシステムを構築することは容易なことではありません。
理由の2つ目は、リヴォンゴ・ヘルスの買収によるヘルスケア事業の拡大です。
リヴォンゴのビジネスモデルは、慢性疾患を持つ患者を対象にデジタル医療管理サービスを提供するというもの。このサービスが本格的に機能することで、他の遠隔医療サービスとは異なる強みをテラドックは持つことになります。
合併の前、リヴォンゴは米国の糖尿病市場の1%強のシェアで利益を出していました。テラドックのネットワークに入ることでこの魅力的な市場でのシェアがますます高まることが期待できます。さらに未参入の分野。高血圧や体重管理といった市場へ参入し、デジタル医療管理サービスの売上そして収益が大きく増えることが期待されます。
テラドックをポートフォリオの中に入れておくことは、簡単に資産を増やすための素晴らしい方法です。