エヌビディアだけじゃない!AI関連で注目の米国株11選

AMD

AI(人工知能)は、もはや一部の専門投資家だけのテーマではなく、S&P500全体を動かす主役となっています。マーケットウォッチが2025年9月13日に報じた記事では、「AIを巡る投資判断がポートフォリオの明暗を分ける」として、専門家のプレイブックを紹介しています。

以下はその内容の要点をまとめたものです。

インフラ銘柄が依然主役

AIの中核をなすインフラ構築は、これまでの最も確実な投資戦略のひとつとされています。

GPU供給の中心にいるエヌビディア(NVDA)をはじめ、AI向けデータセンターを急拡大させているコアウィーブ(CRWV)、そして半導体大手のブロードコム(AVGO)などが引き続き注目されています。

また、見逃されがちな領域として「エネルギー」が挙げられています。AIデータセンターによる電力需要の急増により、ブルーム・エナジー(BE)GEベルノバ(GEV)イートン(ETN)などの企業が恩恵を受けると見られています。

AIインフラ投資がやや過熱気味との懸念もありますが、専門家の見方では「過小投資こそ最大のリスク」とされています。

収益化に成功した「ビッグテック」

インフラ提供だけでなく、自社でAIを活用して収益を伸ばしている企業にも注目が集まっています。

アルファベット(GOOGL)メタ・プラットフォームズ(META)は、AIを広告ビジネスやクラウド事業に活用しており、非常に高い投資対効果を得ているとされています。たとえば、グーグル・クラウドは前年比32%の成長を記録し、今後2年間で580億ドルの追加売上を見込んでいます。

広告の自動最適化においても、「Performance Max」や「Advantage+」といったツールが広告主から高評価を得ており、デジタル広告分野でのAIの浸透が進んでいます。

「アプリケーション銘柄」の可能性と課題

AIを活用した新たなサービスを提供する企業への注目も高まっています。

たとえば、サービスナウ(NOW)はAIエージェントを活用し、ケースの要約や知識の自動生成、インシデント対応を自動化する「Pro Plus」製品を投入しました。開発から1年半で実用化にこぎつけた点が評価されています。

また、クラウドストライク(CRWD)インテュイット(INTU)も、AIを組み込んだ製品をすでにリリースしており、「AI活用による競争優位」を築こうとしています。

ただし、この領域はまだ収益貢献が明確でない段階の企業も多く、「勝ち組と負け組」が分かれるフェーズにあると警告する声もあります。

結論:インフラ・収益・応用、すべてに目を向ける

AI銘柄の選定においては、単にエヌビディアなどのGPU関連に偏るのではなく、以下のような視点で分散投資を検討することが、2025年の勝者となる鍵となりそうです。

  • 半導体・データセンター関連(NVDA、AVGO、CRWV)
  • 電力インフラ関連(BE、GEV、ETN)
  • 広告・クラウドでの収益化が進むビッグテック(GOOGL、META)
  • AIアプリケーションを提供するソフトウェア企業(NOW、CRWD、INTU)

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