2026年10月2日(金)の米国株式市場は、9月の雇用統計が市場予想を下回ったことで、FRBが利上げを急がないとの期待が広がり、主要3指数が上昇しました。ナスダック総合指数は1.2%高、S&P500は0.7%高、ダウ平均は251ドル高の0.5%上昇となりました。
一方、週間ではナスダックが3週連続で上昇したものの、S&P500とダウは下落しました。雇用統計後に低下していた米国債利回りは再び上昇し、2年債は4.82%、10年債は5.28%まで戻しました。今後は月後半に予定される企業決算やインフレ指標が株式市場の次の焦点となります。
以下は、2日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
シナプティクス(SYNA)
株価変動: +14.08%
詳細: タッチ制御やIoT向け半導体などを手掛ける企業です。オン・セミコンダクターが57億ドルの現金で買収することで合意したことから、買収プレミアムへの期待で大きく買われました。
テラダイン(TER)
株価変動: +8.00%
詳細: 半導体の自動テスト装置などを手掛ける企業です。AI向け半導体やメモリー半導体の需要拡大に伴い、テスト装置需要が増加するとの期待から買われました。AIインフラ投資の恩恵が半導体製造装置やテスト分野にも広がっていることを示す動きとなりました。
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)
株価変動: +7.37%
詳細: 企業向けサーバーやネットワーク機器を提供するIT企業です。AI需要を背景にネットワーク事業で堅調な売上高成長を見込んでいると発表したことが好感され、大きく買われました。
オン・セミコンダクター(ON)
株価変動: +6.01%
詳細: 自動車や産業向けを中心に半導体を供給する企業です。シナプティクスを57億ドルの現金で買収することで合意したことが好感されました。当初検討されていた約70億ドル相当の株式交換より買収額が抑えられたことも材料となりました。
アーム・ホールディングス(ARM)
株価変動: +5.18%
詳細: 半導体設計技術を提供する企業です。AI半導体やデータセンター関連銘柄への資金流入を背景に買われました。AIサーバーやデータセンター向け半導体市場でアームの技術採用が拡大するとの期待が株価を支えました。
テスラ(TSLA)
株価変動: +4.65%
詳細: 電気自動車大手です。2026年第3四半期の納車台数が486,532台となり、市場予想を大きく上回ったことが好感されました。納車台数は前四半期比1%増、前年同期比2%減となりました。
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ブロードコム(AVGO)
株価変動: +3.35%
詳細: 通信半導体やAI向けカスタム半導体、ネットワーク製品などを手掛ける企業です。AI半導体関連株への買いが続くなか上昇しました。AIデータセンター投資の拡大による半導体やネットワーク需要への期待が引き続き株価を支えています。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズAMD)
株価変動: +2.95%
詳細: CPUやGPUなどを手掛ける半導体大手です。AI半導体関連株が幅広く買われるなか上昇しました。エヌビディアやアームなどとともに、AI向けデータセンター投資の拡大から恩恵を受ける銘柄として買いが入りました。
ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)
株価変動: +1.43%
詳細: 株式や暗号資産などの取引サービスを提供するオンライン証券です。暗号資産関連株が一時買われるなか上昇しました。FRBのジェファーソン副議長が追加的な金利変更には経済状況をさらに見極める必要があるとの考えを示したことも市場心理を支えました。
エヌビディア(NVDA)
株価変動: +1.34%
詳細: AI半導体大手です。株価は233.95ドルで取引を終え、最高値圏での推移が続いています。エヌビディアは最近、過去最大規模となる1,500億ドルの自社株買い枠を追加しており、株価の支援材料となっています。
カーヴァナ(CVNA)
株価変動: +1.13%
詳細: 中古車のオンライン販売を手掛ける企業です。JPモルガンのアナリストが第3四半期決算を前に、同社を「自動車エコシステムで最も魅力的なストーリー」と評価したことが好感されました。
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: -2.05%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリーを手掛ける大手半導体メーカーです。好決算を発表した後の株価上昇から一転し、この日は売りに押されました。AI向けメモリー需要への期待は強いものの、直近の上昇を受けた利益確定売りも出たとみられます。
トゥイリオ(TWLO)
株価変動: -2.23%
詳細: クラウド型コミュニケーションサービスを提供する企業です。10月6日付でワーナー・ブラザース・ディスカバリーに代わってS&P 500に採用されることが決まりました。一方、この日の株価は下落しました。
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リビアン・オートモーティブ(RIVN)
株価変動: -3.12%
詳細: 電気自動車メーカーです。第3四半期の納車台数は19,248台となり、市場予想の18,001台を上回りました。ただし好材料にもかかわらず株価は下落し、投資家の慎重な見方が示されました。
コインベース・グローバル(COIN)
株価変動: -3.32%
詳細: 米国最大級の暗号資産取引所を運営しています。ビットコインが一時86,000ドルを回復したものの、その後値を下げたことから暗号資産関連株への買いも続かず、株価は下落しました。
ナイキ(NKE)
株価変動: -3.57%
詳細: 世界最大級のスポーツ用品メーカーです。第1四半期の売上高が市場予想を下回ったほか、通期見通しも弱い内容となりました。業績立て直しへの懸念が強まり、売りに押されました。
サンディスク(SNDK)
株価変動: -3.79%
詳細: NAND型フラッシュメモリーやデータストレージ製品を手掛ける企業です。ストレージ関連銘柄が軟調となるなか下落しました。シーゲイト・テクノロジーやウエスタンデジタルの大幅安と合わせ、データセンター向けストレージ市場を巡る競争や需給への警戒が意識されました。
シーゲイト・テクノロジー(STX)
株価変動: -10.21%
詳細: データセンター向けHDDなどを手掛ける大手ストレージ企業です。東芝がデータセンター向けHDDの生産能力を倍増し、フィリピンの設備拡張に3億8,000万ドルを投資すると報じられたことで、競争激化への警戒から大幅に売られました。
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ウエスタンデジタル(WDC)
株価変動: -10.22%
詳細: データストレージ製品を手掛ける企業です。東芝がデータセンター向けHDDの生産能力を倍増するとの報道を受け、HDD市場での競争激化が警戒されました。シーゲイト・テクノロジーとともに大幅に売られました。
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*過去記事 株価変動