ブロードコム AI関連銘柄としての評価高まる

半導体およびソフトウェア企業のブロードコム(AVGO)は3月2日に最新の決算報告を行いましたが、CEOのホック・タン氏が、生成的なAIソフトウェアには高速接続が必要であり、ブロードコムのネットワーク・チップの需要を促進するはずだと述べたことから、AI関連銘柄として同社を評価する動きが広がっています

パイパー・サンドラーのアナリスト、Harsh Kumar氏は、ブロードコム株の「オーバーウェイト」と格付けと715ドルの目標株価を再度提示しました。

ブロードコムは「生成的なAIモデルの恩恵を受けており、生成的なモデル向けのイーサネットが牽引するAI接続ビジネスで〜3倍の増加を見込んでいる」と同氏は評価しています。

バーンスタインのアナリスト、ステイシー・ラスゴン氏は、「アウトパフォーム」の格付けを維持し、目標株価を675ドルから700ドルへ引き上げました。

「投資家は最近、AIの話に夢中になっている。(AI のための)ネットワークの重要性を考えると、ブロードコムは過小評価されているように見えるし、他の(AI の)受益者のほとんどに近いレベルで取引されていないのは確かだ」と述べています。

決算発表直後の株価の動きは鈍いものでしたが、3月3日の市場では上昇に転じ、終値は5.7%高の632.76ドルとなっています。

*過去記事「加熱するAI競争から恩恵を受ける3つの半導体銘柄

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