ピンタレストとスナップが格下げ

ソーシャルメディア関連の高成長株2社が格下げされました。

BofA証券のアナリスト、ジャスティン・ポスト氏は3月22日、ピンタレストPINS)とスナップ(SNAP)をともに「買い」から「中立」に格下げしました。現時点ではどちらの株にもこれ以上上昇する余地はないとの判断です。

両銘柄ともこれまでウォールストリートでは好評価を受けており、スナップには売り推奨が1件しかなく、ピンタレストには1件もありません。

ポスト氏は、基礎となる事業は健全であり、第2四半期には成長が加速するとも予想しています。ただ、欧米でのワクチン接種キャンペーンによって広範な範囲で経済が回復していることから、投資家が下半期について「懸念を強める可能性がある」と注意を促しています。

2020年の両社の株価の上昇は、異常な低金利と、下降する経済に助けられたと同氏は考えており、状況が正常化するにつれ、さらなる上昇は考えにくいと述べています。

これを受けてポスト氏は、ピンタレストの目標株価を94ドルから75ドルに、スナップを78ドルから67ドルに引き下げました。また、その一方で、国内総生産の成長が鈍化し始める2022年には、グロース株がより有利になると予想しているとも付け加えています。

ピンタレストを担当しているアナリストのうち、18人が「買い」、10人が「ホールド」と評価しています。平均目標価格は91.62ドル。スナップは、「買い」が29人で「ホールド」が10人。平均目標価格は77.33ドルとなっています。

ピンタレストの株価は、過去1年間で492%上昇しました。スナップは同時期に467%上昇しています。

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