2026年8月4日(火)の米国株式市場は、ハイテク株の上昇が再加速し、主要3指数がそろって大幅高となりました。S&P 500は1.79%高の7,736.52で取引を終え、約2カ月ぶりに過去最高値を更新しました。ダウ平均も907.47ドル高の54,085.88と2日連続で最高値を更新し、ナスダック総合指数は2.59%高の26,584.99となりました。AI関連株の再評価や米国とイランの和平協議進展への期待、好調な企業決算が相場を押し上げました。ハイテク株が上昇を主導する一方、金融や半導体、ソフトウェアなど幅広い業種にも買いが広がり、相場全体の強さが確認されました。
以下は、4日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ウェイフェア(W)
株価変動: +29.97%
詳細: 家具やインテリア用品をオンラインで販売する電子商取引企業です。第2四半期決算で利益が市場予想を上回りました。前四半期比の売上高成長率も2020年以来の高水準となり、事業回復への期待が高まったことで株価が急騰しました。
パランティア・テクノロジーズ(PLTR)
株価変動: +29.45%
詳細: 政府機関や民間企業向けにデータ分析・AIソフトウェアを提供する企業です。第2四半期決算が市場予想を上回り、米国民間部門の売上高は前年同期比149%増となりました。アレックス・カープCEOが決算を「異次元」と表現するほど高い成長を示し、S&P 500構成銘柄で最大の上昇率となりました。
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ゼブラ・テクノロジーズ(ZBRA)
株価変動: +26.47%
詳細: バーコードプリンターや業務用端末など、企業向け自動化技術を提供する企業です。第2四半期の売上高と利益が市場予想を大幅に上回りました。通期売上高成長率の見通しも従来の約12%から約15%へ引き上げられ、業績回復への期待から株価が急上昇しました。
コアウィーブ(CRWV)
株価変動: +19.49%
詳細: AI向けのGPUクラウドやデータセンター基盤を提供する企業です。7月に株価が大幅下落した反動に加え、米国の情報機関や防衛関連市場へAIクラウドを提供するレイドス・ホールディングスとの提携が評価されました。AI計算需要の拡大を背景に急落後の買い戻しが入り、株価が大幅に反発しました。パイパー・サンドラーによる強気評価やアジア太平洋地域へのデータセンター展開も投資家心理を支えています。
マーベル・テクノロジー(MRVL)
株価変動: +12.81%
詳細: データセンターや通信機器向けの半導体を開発する企業です。米国政府が中国製データセンター部品の新規輸入を禁止する計画だと報じられました。米国企業への代替需要が拡大するとの期待が高まり、AIデータセンター関連銘柄として買いが集まりました。
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コヒレント(COHR)
株価変動: +12.35%
詳細: 光通信部品やレーザー技術を手掛ける企業です。米国が中国製データセンター部品の輸入規制を検討しているとの報道を受け、中国企業からの調達を代替する需要が発生するとの期待が広がりました。AIデータセンター向け光通信市場での成長機会が意識され、株価が上昇しました。
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サンディスク(SNDK)
株価変動: +11.00%
詳細: NAND型フラッシュメモリやデータストレージ製品を手掛ける企業です。SKハイニックスと共同で、高帯域幅フラッシュ技術に関する技術設計を発表しました。AIデータセンター向けの高速ストレージ需要を取り込む可能性が評価され、株価が大幅に上昇しました。
スペースX(SPCX)
株価変動: +9.43%
詳細: ロケット打ち上げ、衛星通信、AI関連事業を展開する企業です。上場後初となる四半期決算の発表を取引終了後に控え、好業績への期待から買いが入りました。スターリンクの成長や宇宙関連事業の収益性が注目され、株価が上昇しました。
オラクル(ORCL)
株価変動: +9.22%
詳細: データベースソフトウェアやクラウドインフラを提供する企業です。アルファベットとの提携拡大により、グーグルの生成AIモデル「Gemini」をオラクルの企業向けソフトウェアに組み込む計画が評価されました。大手テクノロジー企業のクラウド事業が好調だったことで、オラクルのAIデータセンターやクラウドサービスに対する成長期待も高まりました。
コーニング(GLW)
株価変動: +9.04%
詳細: 特殊ガラスや光ファイバー、データセンター向け通信部品を製造する企業です。中国製データセンター部品に対する米国の輸入規制が実施された場合、同社の光通信製品への代替需要が増えるとの期待が高まりました。7月に大幅下落していた反動もあり、買い戻しが入りました。
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ルメンタム・ホールディングス(LITE)
株価変動: +8.92%
詳細: 光通信部品やレーザー製品を手掛ける企業です。米国が中国製データセンター部品の輸入禁止を検討しているとの報道を受け、米国企業への受注移行が進むとの見方が広がりました。AIデータセンター向け光トランシーバー需要の拡大期待から株価が上昇しました。
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SKハイニックス(SKHY)
株価変動: +8.17%
詳細: DRAMや高帯域幅メモリ(HBM)を製造する韓国の半導体企業です。ウィリアム・ブレアが米国上場株の調査を開始し、投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を260ドルに設定しました。前日の終値から約82%の上昇余地が示されたことが好感されました。
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マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: +7.62%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリを製造する米国の半導体企業です。AI関連株への資金流入が再び強まり、7月に調整していた半導体株に買い戻しが入りました。AIサーバー向けメモリ需要の拡大や、中国製データセンター部品への規制観測も追い風となりました。
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アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
株価変動: +7.00%
詳細: CPUやGPU、AIアクセラレーターを開発する半導体企業です。第2四半期決算の発表を取引終了後に控え、業績への期待から株価が上昇しました。7月に半導体株が大きく調整していたことから、決算前の買い戻しも株価を押し上げました。
ブロードコム(AVGO)
株価変動: +6.61%
詳細: AIデータセンター向けネットワーク半導体やカスタムAIチップ、インフラソフトウェアを提供する企業です。AI関連株と半導体株への買い戻しが広がる中、AIインフラ需要の拡大から恩恵を受ける銘柄として資金が流入しました。4営業日連続の上昇となり、出来高も過去50日間の平均を上回りました。
キャタピラー(CAT)
株価変動: +5.60%
詳細: 建設機械、鉱山機械、発電設備などを製造する世界最大級の産業機械メーカーです。第2四半期の売上高と1株当たり利益がウォール街の予想を大幅に上回りました。建設・鉱山分野の需要に加え、データセンター向け発電設備の成長も評価され、株価が上昇しました。
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モデルナ(MRNA)
株価変動: +3.36%
詳細: mRNA技術を活用したワクチンや医薬品を開発するバイオ医薬品企業です。エボラウイルスの一種であるブンディブギョ・エボラウイルスを対象としたワクチン候補「mRNA-1469」の初期臨床試験で、最初の参加者への接種を開始したと発表しました。新たなワクチン開発への期待から株価が上昇しました。
ファイザー(PFE)
株価変動: +1.52%
詳細: 医薬品やワクチンを世界的に展開する大手製薬企業です。第2四半期の売上高と利益がウォール街の予想を上回りました。新型コロナウイルス関連製品を除く医薬品事業の成長を背景に、通期売上高見通しの下限を引き上げたことも好感されました。
ロックウェル・オートメーション(ROK)
株価変動: -7.43%
詳細: 工場向け制御機器や産業オートメーションシステムを提供する企業です。2026年度第3四半期の利益が市場予想を上回り、通期見通しも引き上げました。しかし、業績改善がすでに株価へ織り込まれていたことや、投資家の期待に対して内容が十分ではなかったとの見方から売られました。
チポトレ・メキシカン・グリル(CMG)
株価変動: -9.72%
詳細: メキシコ料理を中心としたファストカジュアルレストランを運営する企業です。ミネソタ州の複数店舗で使用していたハラペーニョが、少なくとも110人の感染が確認されたサルモネラ菌の集団発生と関連していると州当局が指摘しました。過去にも食品安全問題を経験していることから、市場が強く反応しました。
アプティブ(APTV)
株価変動: -16.62%
詳細: 自動車向け安全システム、自動運転技術、電子部品などを提供する企業です。第2四半期の利益は市場予想を上回りましたが、第3四半期および通期の業績見通しが投資家の期待に届きませんでした。将来の成長に対する懸念から売りが膨らみ、S&P 500構成銘柄で最大の下落率となりました。
*過去記事 株価変動
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