7月30日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年7月30日(木)の米国株式市場は、前日の大幅下落から反発し、主要3指数がそろって上昇しました。ナスダック総合指数は2.78%高、S&P500は1.66%高、ダウ平均は613.92ドル(1.19%)高となり、ハイテク株が相場をけん引しました。ただし、S&P500から情報技術セクターを除いた指数は下落し、構成銘柄の約3分の2が値下がりしました。均等加重型S&P500も下落しており、指数の上昇とは対照的に、市場全体へ買いが広がったわけではなく、一部の大型テクノロジー株に依存した反発となりました。

以下は、30日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

マーケットアクセス・ホールディングス(MKTX)

株価変動: +29.45%
詳細: 機関投資家向けの電子債券取引プラットフォームを運営する金融テクノロジー企業です。インターコンチネンタル取引所が、1株167ドルの現金で同社を買収すると発表しました。買収価格が市場価格を上回ったことが評価され、株価は162.76ドルまで急騰しました。

サンディスク(SNDK)

株価変動: +25.99%
詳細: NAND型フラッシュメモリやデータストレージ製品を手がける半導体企業です。半導体・メモリ関連銘柄が大きく反発する中、株価は約26%上昇しました。1日当たりの上昇率としては、2026年1月6日以来の大きさとなりました。
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マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: +18.36%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリを製造する米国の大手半導体企業です。サムスン電子が四半期営業利益の前年同期比1,814%増加と過去最高の売上高を発表し、メモリ供給不足が2028年まで続く可能性を示しました。メモリ価格上昇への期待が高まり、マイクロン株は4営業日続落から大幅反発しました。

ラムリサーチ(LRCX)

株価変動: +17.98%
詳細: 半導体製造に使用されるエッチング装置や成膜装置を提供する大手半導体製造装置メーカーです。AI向け半導体需要の拡大を背景に、第2四半期の売上高と利益が市場予想を上回りました。好調な決算が評価され、株価は大幅に上昇しました。

SKハイニックス(SKHY)

株価変動: +17.52%
詳細: HBMやDRAM、NAND型フラッシュメモリを手がける韓国の大手半導体企業です。サムスン電子が好調な決算を発表し、AI向けメモリ需要の拡大による供給不足が2028年まで続く可能性を示したことで、メモリ半導体株全体に買い戻しが広がりました。SKハイニックス株も、決算発表後の急落から反発しました。

マイクロソフト(MSFT)

株価変動: +15.51%
詳細: クラウドサービスや業務用ソフトウェア、生成AI関連サービスを展開する世界最大級のテクノロジー企業です。2026会計年度第4四半期決算が市場予想を上回り、年間の設備投資見通しを据え置きました。AIへの過剰投資に対する懸念が後退し、株価は約16%上昇しました。
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ウェスタン・デジタル(WDC)

株価変動: +15.37%
詳細: データセンター向けの大容量ハードディスクドライブ(HDD)を手がける米国のストレージ大手です。サムスン電子が好調な決算を発表し、メモリ半導体の供給不足が2028年まで続く可能性を示したことで、ストレージ・メモリ関連銘柄全体に買い戻しが広がりました。マイクロソフトの決算を受け、AIデータセンター向けの大容量ストレージ需要が拡大するとの期待も高まりました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: +13.00%
詳細: CPUやGPU、AIアクセラレーターを手がける米国の大手半導体企業です。マイクロソフトの好決算とAzureの成長加速により、巨額のAIインフラ投資が実際の収益成長につながっているとの見方が強まりました。前日まで売られていた半導体株に買い戻しが広がり、AMD株も大幅に上昇しました。

インテル(INTC)

株価変動: +11.30%
詳細: PCやデータセンター向けCPU、半導体受託製造事業を展開する米国の大手半導体企業です。マイクロソフトの決算を受け、AIデータセンター投資の継続性に対する懸念が後退し、半導体株全体に買い戻しが入りました。データセンター向けCPU需要の拡大や業績見通しの改善も評価され、株価は上昇しました。

アーム・ホールディングス(ARM)

株価変動: +7.40%
詳細: スマートフォンやデータセンター向け半導体の設計技術を提供する英国発の半導体設計企業です。2027会計年度第1四半期の利益が市場予想を上回り、次四半期の業績見通しもウォール街の予想を上回りました。AIやデータセンター向け半導体需要への期待から買いが集まりました。

ブロードコム(AVGO)

株価変動: +4.73%
詳細: AIデータセンター向けのネットワーク半導体やカスタムAIチップ、企業向けソフトウェアを手がける米国の半導体企業です。マイクロソフトのクラウド成長とAI投資の収益化が確認されたことで、AIインフラを支える半導体企業への投資家心理が改善しました。大手テクノロジー企業によるAI設備投資の拡大も追い風となりました。

アマゾン・ドット・コム(AMZN)

株価変動: +3.90%
詳細: 電子商取引やクラウドサービスを展開する世界最大級のテクノロジー企業です。7月30日の市場終了後に決算発表を控え、主力クラウド部門であるアマゾン・ウェブ・サービスの成長に対する期待から株価が上昇しました。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: +2.65%
詳細: AI向けGPUやデータセンター向け半導体を手がける世界最大級の半導体企業です。マイクロソフトが設備投資見通しを据え置き、メタがAI投資見通しの下限を引き上げるにとどまったものの、AIインフラ需要の継続期待から株価は2.65%上昇しました。

アップル(AAPL)

株価変動: -1.41%
詳細: iPhoneやMac、各種デジタルサービスを展開する世界最大級のテクノロジー企業です。7月30日の市場終了後に2026会計年度第3四半期決算の発表を控え、投資家の慎重姿勢から株価が下落しました。同社の時価総額は、5兆ドルの大台に接近していました。

クアルコム(QCOM)

株価変動: -2.60%
詳細: スマートフォン向け通信半導体や自動車、IoT向けチップを手がける半導体企業です。2026会計年度第3四半期の利益がウォール街の予想を下回りました。主力のスマートフォン関連事業に対する懸念が強まり、株価は下落しました。
*関連記事「クアルコム株下落、スマホ売上20%減 アップル離れを自動車とAIで埋められるか

ジャージー・マイクス(JMKE)

株価変動: -5.96%
詳細: サブマリンサンドイッチを中心とする米国の外食チェーンです。7月30日にニューヨーク証券取引所へ新規上場しました。新規株式公開価格は1株23ドルでしたが、初日の終値は21.63ドルとなり、公開価格を下回りました。

カーバナ(CVNA)

株価変動: -7.36%
詳細: 中古車のオンライン販売プラットフォームを運営する米国企業です。第2四半期の利益は市場予想と一致しましたが、通期業績見通しがウォール街の予想に届きませんでした。将来の成長見通しに対する不透明感から売りが広がりました。

メタ・プラットフォームズ(META)

株価変動: -7.95%
詳細: FacebookやInstagram、WhatsAppなどを運営する世界最大級のSNS企業です。第2四半期の利益が市場予想を下回り、AI関連投資の拡大についても投資家の理解を十分に得られませんでした。巨額の設備投資が収益を圧迫するとの懸念から、株価は約8%下落しました。
*関連記事「巨大な賭けか、それとも無謀な散財か?メタの2026年第2四半期決算が示すAI時代の生存戦略

アルナイラム・ファーマシューティカルズ(ALNY)

株価変動: -28.31%
詳細: RNA干渉技術を活用した医薬品を開発するバイオ医薬品企業です。通期の製品売上高見通しを、従来の49億~53億ドルから47億~51億ドルへ引き下げました。成長期待の後退を受け、株価は大幅に下落しました。

テラドック・ヘルス(TDOC)

株価変動: -28.32%
詳細: オンライン診療や遠隔医療サービスを提供する米国のヘルスケア企業です。第3四半期の1株当たり損失を20~30セントと予想し、ウォール街が見込んでいた18セントの損失を大きく上回りました。通期の損失見通しも市場予想より悪化したため、株価は急落しました。

*過去記事 株価変動

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