7月22日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年7月22日(水)の米国株式市場は、主要企業の決算発表を控えて様子見姿勢が強まり、ダウ平均は0.01%安、S&P500は0.14%安、ナスダック総合指数は0.57%安で終了しました。アルファベット、テスラ、テキサス・インスツルメンツの決算を前にハイテク株が軟調となりました。一方、イラン情勢への懸念からブレント原油は3.4%上昇し、4営業日で約12%高となりました。米国債利回りも上昇し、利上げ観測が強まったことが株価の重荷となりました。

以下は、22日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

スーパーマイクロ・コンピューター(SMCI)

株価変動: +19.84%
詳細: AIサーバーを手がけるスーパーマイクロは、2026年6月期第4四半期の売上総利益率見通しを従来予想から約2倍に引き上げたことで急騰しました。収益性が大幅に改善するとの期待が高まり、S&P500構成銘柄のなかで上昇率トップとなりました。
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デル・テクノロジーズ(DELL)

株価変動: +9.32%
詳細: AIサーバー市場でスーパーマイクロと競合するデルは、スーパーマイクロが売上総利益率見通しを大幅に引き上げたことを受けて上昇しました。AIサーバー需要の強さや、業界全体の採算改善に対する期待が買い材料となりました。

AT&T(T)

株価変動: +3.50%
詳細: 2026年第2四半期の1株利益が市場予想を上回ったことで上昇しました。スターリンクなどの衛星通信サービスが既存の携帯通信事業を脅かすとの懸念が後退したことも、株価を押し上げました。

フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)

株価変動: +3.33%
詳細: 2026年第2四半期決算が市場予想を上回ったことで上昇しました。ニコチンパウチ「Zyn」の出荷が回復したことも好感され、成長商品の販売拡大に対する期待が高まりました。

ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)

株価変動: +3.02%
詳細: サーバーやデータセンター向けインフラを提供しています。スーパーマイクロの利益率見通し引き上げを受け、AIサーバー関連企業全体に買いが広がったことで株価が上昇しました。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: +2.30%
詳細: AI向けGPU市場を主導しています。AIサーバー企業の収益性改善への期待が高まるなか、データセンター向け半導体需要が引き続き堅調に推移するとの見方から買われました。

エクソン・モービル(XOM)

株価変動: +1.81%
詳細: 北海ブレント原油先物が1バレル93ドルを超える水準まで上昇したことを受け、エネルギー関連銘柄として買われました。原油価格上昇による利益拡大への期待が株価を支えました。

ウエスタン・デジタル(WDC)

株価変動: +1.51%
詳細: データセンター向けを含むデータストレージ製品を手がけています。AIインフラの拡大に伴うデータ保存需要の増加が意識され、ストレージ関連銘柄として買われました。

マーベル・テクノロジー(MRVL)

株価変動: +1.46%
詳細: データセンター向け半導体やネットワーク関連製品を提供しています。AIインフラ関連銘柄への買いが広がるなか、AIデータセンター投資の拡大による恩恵を期待した買いが入りました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: +1.45%
詳細: AI向けGPUやサーバー用CPUを手がけています。スーパーマイクロの見通し引き上げを受け、AIサーバーおよびデータセンター関連の半導体需要に対する期待が高まり、株価が上昇しました。
*関連記事「AMDがアンソロピックに最大50億ドル出資へ エヌビディア独占を崩すAI半導体戦略

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: -1.17%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリーを手がけています。AI関連株の一部には買いが入ったものの、メモリー半導体株への利益確定売りなどから株価は下落しました。

インテル(INTC)

株価変動: -2.68%
詳細: 半導体の設計・製造を手がけています。AIサーバー関連企業の一部が上昇する一方、インテルには売りが優勢となり、株価は2.7%近く下落しました。

コーニング(GLW)

株価変動: -5.14%
詳細: 光ファイバーやディスプレー用ガラスなどを製造しています。市場全体が主要企業の決算発表を控えて方向感を欠くなか、売りが優勢となり大幅に下落しました。

サービスナウ(NOW)

株価変動: -6.47%
詳細: 企業向けのクラウド型業務管理ソフトウエアを提供しています。2026年第2四半期決算の発表を控え、ソフトウエア業界全体に対する警戒感から売られました。同社株は過去1年間で約50%下落しており、AIが既存ソフトウエア企業に与える影響への懸念が重荷となっています。

スペースX(SPCX)

株価変動: -6.70%
詳細: 前日に7営業日続落から反発したものの、再び売りが優勢となりました。8月4日に予定される上場後初の決算発表や、その後に控える一部株式のロックアップ解除によって市場への株式供給が増えるとの警戒感が重荷となりました。
*関連記事「スペースX株がIPO価格割れ 上場1カ月で急落した理由と今後のリスク

GEベルノバ(GEV)

株価変動: -8.69%
詳細: 発電設備や送電関連機器を提供しています。2026年第2四半期決算は好調で、通期の業績見通しも引き上げましたが、株価は寄り前の上昇を維持できず大幅安となりました。AIデータセンター向け電力需要への期待を背景に株価が上昇していたため、好材料を織り込んだ後の利益確定売りが出た可能性があります。
*関連記事「GEベルノバ株が好決算でも6%急落した理由 受注88%増でも市場が警戒したポイント

ペガシステムズ(PEGA)

株価変動: -16.00%
詳細: AIを活用した企業向け業務ソフトウエアを提供しています。顧客企業が急速に変化するAI市場の動向を見極めるため、製品の購入決定を延期していると警告したことで急落しました。AIの普及が必ずしも既存ソフトウエア企業の短期的な売上拡大につながらないとの懸念が強まりました。

*過去記事 株価変動

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