2026年7月14日(火)の米国株式市場は、予想を下回るインフレ指標を受けて買いが広がり、主要3指数がそろって上昇しました。ナスダック総合指数は0.90%高、S&P500は0.38%高、ダウ平均は0.02%高でした。ダウ平均では、暫定決算が市場予想を下回ったIBMが25.21%急落し、過去最大の1日下落率を記録しました。一方、好決算を発表したゴールドマン・サックスは9.00%高、JPモルガン・チェースは2.50%高となり、IBMの下落を相殺しました。個別株の大幅変動が指数全体では目立ちにくい、現在の市場構造を象徴する一日となりました。
以下は、14日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
SKハイニックス(SKHY)
株価変動: +27.29%
詳細: バークレイズが投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を330ドルとして調査を開始したことを受けて急騰しました。米国上場による投資家層の拡大も追い風となり、ADRは韓国市場の株価を大きく上回る上昇を記録しました。
クラウドストライク・ホールディングス(CRWD)
株価変動: +12.14%
詳細: IBMのCEOが、顧客が急速に変化する業界全体のサイバーセキュリティ問題に気を取られていたと発言したことを受け、サイバーセキュリティ需要への期待が高まりました。この日のS&P500構成銘柄で最大の上昇率となりました。
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タワーセミコンダクター(TSEM)
株価変動: +11.24%
詳細: 日本で30億ドル規模の生産能力拡張計画を発表し、2028年の業績見通しを引き上げたことを受けて急騰しました。
オクタ(OKTA)
株価変動: +10.81%
詳細: サイバーセキュリティをめぐる企業の懸念が高まっているとの見方から、ID管理サービスを提供するオクタにも買いが集まりました。
ゴールドマン・サックス(GS)
株価変動: +9.00%
詳細: 第2四半期の株式トレーディング収益が過去最高の74億2000万ドルとなり、市場予想の50億ドルを大幅に上回ったことを受けて上昇しました。終値は1140ドルとなり、過去最高値を更新しました。
センチネルワン(S)
株価変動: +7.39%
詳細: IBMのCEOによるサイバーセキュリティ関連の発言を受け、企業のセキュリティ投資拡大から恩恵を受けるとの期待が高まりました。
Zスケーラー(ZS)
株価変動: +7.24%
詳細: 企業のサイバーセキュリティ対策への支出拡大期待を背景に上昇しました。IBMの業績説明を受け、クラウド型セキュリティ企業に資金が流入しました。
パロアルトネットワークス(PANW)
株価変動: +6.84%
詳細: IBMの業績説明をきっかけに、企業のサイバーセキュリティ投資が拡大するとの見方が強まり、サイバーセキュリティ関連株への買いが広がりました。
ルメンタム・ホールディングス(LITE)
株価変動: +6.07%
詳細: AIデータセンター需要への期待が再び強まり、光通信関連銘柄として買われました。半導体株やAIインフラ関連株の反発も追い風となりました。
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: +4.92%
詳細: 前日に急落した半導体株へ買い戻しが入り、上昇しました。AI関連銘柄への投資意欲が回復し、メモリー半導体需要への期待が再び高まりました。
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インテル(INTC)
株価変動: +4.50%
詳細: 前日に下落した半導体株への買い戻しが広がるなか、上昇しました。インフレ鈍化を示す経済指標を受け、ハイテク株全体の投資家心理が改善しました。
エヌビディア(NVDA)
株価変動: +4.06%
詳細: 前日に売られたAI・半導体関連株への買い戻しを受けて上昇しました。予想を下回る米インフレ指標も、AI成長株への資金回帰を後押ししました。
フォーティネット(FTNT)
株価変動: +3.87%
詳細: IBMのCEOが企業顧客の間でサイバーセキュリティへの関心が急速に高まっていることを示唆したため、同業のサイバーセキュリティ関連銘柄として買われました。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
株価変動: +2.57%
詳細: 前日に大きく売られた半導体株に買い戻しが入り、上昇しました。6月の米消費者物価指数が市場予想を下回ったことも、成長株への資金流入を後押ししました。
JPモルガン・チェース(JPM)
株価変動: +2.50%
詳細: 第2四半期の利益と売上高が市場予想を上回ったことを受けて上昇しました。好調な決算が、大手銀行株への投資家心理を支えました。
バンク・オブ・アメリカ(BAC)
株価変動: +1.88%
詳細: 第2四半期決算で利益が市場予想を上回ったことを受けて上昇しました。大手銀行各社の好調な業績が金融株全体を下支えしました。
BP(BP)
株価変動: +1.40%
詳細: 中東情勢の緊迫化による原油価格の変動を背景に、石油トレーディング事業の収益が増加するとの見通しを示したことを受けて上昇しました。
コヒレント(COHR)
株価変動: +1.10%
詳細: AIデータセンター向け光通信需要への期待を背景に上昇しました。市場全体でAI関連銘柄への買い戻しが広がったことも株価を支えました。
スペースX(SPCX)
株価変動: -2.20%
詳細: エバコアISIが投資判断「買い」、目標株価230ドルで調査を開始しましたが、株価は2.2%下落して136.08ドルとなりました。IPO価格の135ドルをわずかに上回る水準で推移しています。
ウェルズ・ファーゴ(WFC)
株価変動: -2.71%
詳細: 第2四半期の利益は市場予想を上回ったものの、決算内容に対する投資家の評価は慎重で、株価は下落しました。
シティグループ(C)
株価変動: -5.29%
詳細: 第2四半期の1株利益は3.15ドルとなり、市場予想を上回りました。しかし、好決算にもかかわらず利益確定売りなどが優勢となり、株価は下落しました。
HCAヘルスケア(HCA)
株価変動: -6.95%
詳細: 第2四半期の暫定売上高は市場予想を上回ったものの、通期の利益見通しを引き下げたことが嫌気され、株価は下落しました。
バイオジェン(BIIB)
株価変動: -8.17%
詳細: 開発中のアルツハイマー病治療薬に関する第2相試験の詳細を発表しましたが、投資家の不安を払拭できず下落しました。アナリストからは、安全性や投与量と効果の関係について多くの疑問が残るとの指摘が出ています。
ルーシッド・グループ(LCID)
株価変動: -16.15%
詳細: 電気自動車関連のニュースレターが、同社が破産申請を検討している可能性があると伝えたことで急落しました。ルーシッドは、この報道を否定しています。
IBM(IBM)
株価変動: -25.21%
詳細: 第2四半期の暫定調整後利益と売上高が市場予想を下回ったことを受けて急落し、S&P500構成銘柄で最大の下落率となりました。アービンド・クリシュナCEOは、主にインフラ事業の不振が業績未達の要因だったと説明しています。
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*過去記事 株価変動
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