2026年7月13日(月)の米国株式市場は、半導体株の急落が重荷となり、主要3指数がそろって下落しました。ナスダック総合指数は1.55%安、S&P500は0.79%安、ダウ平均は138.37ドル安の0.26%下落となりました。フィラデルフィア半導体株指数は4.78%急落し、SKハイニックスのADRも9.32%安となるなど、メモリー半導体株に売りが集中しました。一方、テクノロジー株を除くS&P500連動ETFは横ばいで、市場全体の弱さというより半導体・ハイテク株主導の下落でした。米国とイランの緊張再燃で原油価格が上昇し、インフレ懸念も投資家心理を圧迫しました。
以下は、13日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ブレイン(BRAIIN)
株価変動: +16.59%
詳細: オーストラリアを拠点とするAIプラットフォーム企業ブレインは、不動産業務向けの新しいAIエージェント「ARIA」を発表したことを受けて急騰しました。ARIAは、不動産チームのデジタルメンバーとして業務を支援しながら、適切な人間の監督を維持するよう設計されています。
トライコ・バンクシェアーズ(TCBK)
株価変動: +11.99%
詳細: ファースト・ハワイアンが、トライコ・バンクシェアーズを全株式交換方式で買収すると発表したことを受けて上昇しました。両社の統合により、総資産340億ドル規模の金融機関が誕生する見通しです。
インテュイット(INTU)
株価変動: +5.38%
詳細: 半導体やAI関連株が下落する一方、ソフトウェア株には買いが入りました。インテュイットは5.4%上昇し、S&P500構成銘柄の中で上昇率トップとなりました。
セールスフォース(CRM)
株価変動: +4.84%
詳細: AI関連のハードウェア株からソフトウェア株へ資金が移る動きが見られるなか、セールスフォースは4.8%上昇し、S&P500の上昇率上位に入りました。
ワークデイ(WDAY)
株価変動: +4.26%
詳細: ソフトウェア関連株が全般的に買われたことを受けて、ワークデイは4.3%上昇しました。半導体株が大幅安となる一方で、ソフトウェア株の一部には資金が流入しました。
ステランティス(STLA)
株価変動: +1.27%
詳細: ジープなどを展開するステランティスは、2026年第2四半期の自動車出荷台数が前年同期比10%増加したと発表しました。北米市場に投入した新モデルへの強い需要が出荷増加を支えました。
メタ・プラットフォームズ(META)
株価変動: -1.86%
詳細: メタ・プラットフォームズは、米ルイジアナ州北東部で進めるデータセンタープロジェクトの計算能力を5ギガワットへ拡大する方針を明らかにしました。これにより、総投資額は当初見積もりの270億ドルから500億ドル超へ膨らむ見通しです。巨額なAIインフラ投資の採算性に対する警戒感から株価は下落しました。
TSMC(TSM)
株価変動: -2.89%
詳細: TSMCは、2026年6月の売上高が4,426億8,000万ニュー台湾ドル、約138億ドルとなり、単月として過去最高を記録したと発表しました。しかし、好材料はすでに株価へ織り込まれていたとの見方から売られました。同社は7月16日に2026年第2四半期決算を発表する予定です。
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ファースト・ハワイアン(FHB)
株価変動: -3.29%
詳細: ファースト・ハワイアンは、トライコ・バンクシェアーズを全株式交換方式で買収すると発表したことを受けて下落しました。買収後は総資産340億ドル規模の金融機関となる見通しですが、株式価値の希薄化や統合コストへの懸念が意識されました。
エヌビディア(NVDA)
株価変動: -3.52%
詳細: ビッグテックによる積極的なAI投資の持続性に対する疑問が強まり、AI関連株が幅広く売られました。エヌビディアも半導体セクター全体の下落に巻き込まれ、3.5%下落しました。
スペースX(SPCX)
株価変動: -4.24%
詳細: スペースXは4.2%下落し、139.14ドルとなりました。株価は6月12日につけたIPO価格の150ドルを下回っています。約2兆ドルという高い企業価値に対して、2026年は利益計上が見込まれていないことが懸念されています。また、8月中旬とみられる四半期決算発表後には、発行済み株式の20%がロックアップ解除となる可能性があり、株式需給の悪化も警戒されています。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
株価変動: -4.21%
詳細: ビッグテックによるAI投資の持続性に対する懸念や、中東情勢への警戒感からAI関連株が幅広く売られました。アドバンスト・マイクロ・デバイセズも半導体株の下落に巻き込まれ、下落しました。
ルメンタム・ホールディングス(LITE)
株価変動: -4.22%
詳細: AIデータセンター向け需要の拡大期待から上昇してきた光通信関連株にも利益確定売りが広がり、ルメンタム・ホールディングスは下落しました。
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: -4.32%
詳細: メモリー半導体株に利益確定売りが広がるなか、マイクロン・テクノロジーは4.3%下落しました。競合するSKハイニックスの韓国株が急落したことも、メモリー半導体セクターへの警戒感を強めました。
ウエスタンデジタル(WDC)
株価変動: -4.64%
詳細: SKハイニックスやマイクロン・テクノロジー、サンディスクなどメモリー関連株が急落するなか、ウエスタンデジタルにも売りが広がりました。メモリー市場の好況を織り込んで上昇してきた銘柄への利益確定売りが強まり、4.64%下落しました。
インテル(INTC)
株価変動: -6.12%
詳細: AI関連や半導体関連銘柄への売りが広がるなか、インテルは6.12%下落しました。投資家の間では、AI設備投資の拡大が今後も同じペースで続くのかについて警戒感が強まりました。
マーベル・テクノロジー(MRVL)
株価変動: -7.75%
詳細: AI向け半導体やデータセンター関連銘柄が一斉に売られたことを受けて、マーベル・テクノロジーは7.75%下落しました。AIインフラ投資の持続性に対する投資家の懸念が株価の重荷となりました。
イオンキュー(IONQ)
株価変動: -9.29%
詳細: イオンキューは、新たな製品や技術開発に関する目立った発表が途絶え、株価上昇につながる材料が不足しているとの見方から下落しました。米政府の量子技術支援を巡って競合企業に比べて出遅れているとの印象も、投資家の資金流出につながりました。
*関連記事「イオンキュー株28%急落の真相 30億ドルの資金力でも売られる理由」
SKハイニックス(SKHY)
株価変動: -9.32%
詳細: 韓国のメモリー半導体大手SKハイニックスは、米国市場への上場初日に12.8%上昇した反動から利益確定売りに押されました。韓国市場の株価も、過去12カ月で約500%上昇した後に15%急落しています。米国市場では正式ティッカーのSKHYで取引され、株価は9.32%下落しました。
*関連記事「半導体株に異変 SKハイニックス15%急落が示す「期待先行相場」の限界」
サンディスク(SNDK)
株価変動: -12.63%
詳細: フラッシュメモリー製品を手掛けるサンディスクは、メモリー半導体株全体への売りが強まるなかで12.63%急落しました。この日のS&P500構成銘柄の中で最も大きく下落した銘柄となりました。
*関連記事「サンディスク徹底分析:株価乱高下の中でウォール街が強気姿勢を崩さない理由」
アプラビン(APP)
株価変動: -12.65%
詳細: 業界データから、アプラビンの電子商取引向け広告事業の成長が鈍化している可能性が示されたことを受けて急落しました。ウォール街では、同社の電子商取引広告が力強く成長するとの期待が株価上昇を支えていたため、成長鈍化への懸念が強く意識されました。
*過去記事 株価変動
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