7月2日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年7月2日(木)の米国株式市場は、ダウ平均が594ドル高、1.1%上昇し、過去最高値で取引を終えました。4週連続の上昇となり、2024年以来の長い連騰となっています。一方で、半導体株への売りが続き、iシェアーズ半導体ETFは5.57%下落。ナスダックも0.8%安となりました。S&P500は横ばいでしたが、構成銘柄の多くは上昇しており、AI関連から他セクターへの資金ローテーションが進んでいる様子がうかがえます。

以下は、2日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

エアロバイロンメント(AVAV)

株価変動: +10.70%
詳細: ドローンおよび対ドローン技術を手がける同社は、米政府から5億ドル規模の固定価格契約を獲得したことで急伸しました。無人航空機対策システムへの需要拡大が意識されました。

モデルナ(MRNA)

株価変動: +10.01%
詳細: 投資家がディフェンシブ性のある医療・医薬品株へ資金を移す中で急伸しました。モデルナはこの日のS&P500構成銘柄の中で、2番目に大きく上昇した銘柄となりました。

リビアン・オートモーティブ(RIVN)

株価変動: +8.44%
詳細: 四半期販売台数が市場予想を上回り、通期見通しを引き上げたことで買われました。テスラが好材料にもかかわらず下落した一方、リビアンは前向きな見通しが評価されました。

ストラテジー(MSTR)

株価変動: +7.90%
詳細: ビットコイン価格の上昇を追い風に、ビットコインを大量保有する企業として買われました。暗号資産関連株に資金が向かう中で、ストラテジーも大きく上昇しました。

ユニバーサル・ヘルス・サービシズ(UHS)

株価変動: +5.15%
詳細: 医療・ヘルスケア関連株への資金シフトを背景に上昇しました。景気減速への警戒感がある中で、ディフェンシブセクターとして評価されました。

ブルー・アウル・キャピタル(OWL)

株価変動: +4.63%
詳細: 一部のプライベートクレジットファンドで大口の解約請求があったことを受け、同社が引き出し上限を適用すると株主に通知しました。資金流出への対応姿勢が評価され、株価は上昇しました。

HCAヘルスケア(HCA)

株価変動: +4.39%
詳細: 医療関連株が買われる流れの中で上昇しました。投資家が景気敏感株やAI関連株から一部資金を移す中、ヘルスケア株が相対的に選好されました。

コインベース・グローバル(COIN)

株価変動: +3.92%
詳細: 暗号資産価格の上昇を受け、暗号資産取引所を運営する同社にも買いが入りました。ストラテジーやロビンフッドと同様に、暗号資産関連株が市場で物色されました。

ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)

株価変動: +3.76%
詳細: 暗号資産価格の上昇を背景に、暗号資産取引関連銘柄として買われました。また、米国みずほ証券が7月の「トップピック」にロビンフッドを追加したことも支援材料となりました。

アレス・マネジメント(ARES)

株価変動: +2.88%
詳細: ブルー・アウルの上昇に連動する形で、プライベートクレジット関連株にも買いが入りました。市場では同分野への過度な警戒感がやや和らぎました。

スペースX(SPCX)

株価変動: +2.83%
詳細: 前日に7.8%下落した反動もあり、162ドルまで上昇しました。米国大和証券のアナリスト、ジョナサン・キース氏が投資判断「ホールド」、目標株価175ドルで新規カバレッジを開始しました。一方、カイラッシュ・コンセプツはスペースXのリターンについて厳しい見方を示しました。
*関連記事「スペースX株に広がるバブル論 それでも投資家が宇宙AIに資金を投じる理由

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)

株価変動: +2.84%
詳細: DAデビッドソンが投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価を165ドルから175ドルへ引き上げたことで上昇しました。また、同社はエヌビディアと米政府向けのカスタムAIモデル構築に関する新たな戦略的取り組みを発表しており、株価は先週の安値107.27ドルから反発しています。
*関連記事「パランティア株に再点火 目標株価175ドルでPLTRに買い判断が戻った理由

ブラックストーン(BX)

株価変動: +2.70%
詳細: プライベートクレジット関連株の上昇に連動して買われました。オルタナティブ投資大手として、同分野への投資家心理改善が株価を支えました。

ブラックロック(BLK)

株価変動: +1.57%
詳細: プライベートクレジットや資産運用関連銘柄への買いが広がる中で上昇しました。ブルー・アウルの対応をきっかけに、関連する大手運用会社にも資金が向かいました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: -4.26%
詳細: 半導体株全体が軟調となる中で下落しました。時価総額1兆ドルクラブ入りへの期待から後退する形となり、AI半導体関連株への売りが重荷となりました。

インテル(INTC)

株価変動: -5.25%
詳細: 半導体関連株への売りが広がる中で下落しました。AI関連やチップ関連銘柄が市場の重荷となり、インテルにも売りが波及しました。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: -5.49%
詳細: 前日に11%下落した流れが続き、この日も売られました。メモリー関連株全体に売り圧力がかかる中で、マイクロンも調整色を強めました。

テスラ(TSLA)

株価変動: -7.49%
詳細: 第2四半期の納車台数は480,126台となり、市場予想の約406,000台を大きく上回りました。しかし、発表前に4営業日連続で株価が上昇していたため、好材料出尽くしとして売られました。
*関連記事「テスラQ2納車台数48万台の衝撃 それでも投資家が売った理由

マーベル・テクノロジー(MRVL)

株価変動: -9.84%
詳細: 半導体関連株への売りに押され、大きく下落しました。AI関連銘柄全体に利益確定の動きが広がる中で、同社株も売られました。

ウエスタン・デジタル(WDC)

株価変動: -9.92%
詳細: メモリー関連株への売りが広がる中で下落しました。サンディスクやシーゲートと同様に、半導体・ストレージ関連株への利益確定売りが重荷となりました。

シーゲート・テクノロジー(STX)

株価変動: -10.38%
詳細: メモリー・ストレージ関連株が軒並み売られる中で大きく下落しました。AI関連需要への期待で上昇していた銘柄に、利益確定売りが広がりました。

ベンディング・スプーンズ(BSP)

株価変動: -11.28%
詳細: AOLの親会社である同社は、前日の上場初日に40%急騰しましたが、この日は利益確定売りに押されて下落しました。好調な市場デビュー後の反動安とみられます。

テラダイン(TER)

株価変動: -13.63%
詳細: 半導体向け検査装置を手がける同社は、半導体関連株全体への売りに巻き込まれて大きく下落しました。この日はS&P500の中でも最も大きく下げた銘柄の一つとなりました。

サンディスク(SNDK)

株価変動: -14.13%
詳細: メモリーチップ関連株への売りが強まる中で急落しました。半導体株やAI関連株が市場の下落銘柄の中心となり、サンディスクはS&P500で最も下落率の大きい銘柄の一つとなりました。

*過去記事 株価変動

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