2026年4月15日(水)の米国株式市場は、地政学リスクへの警戒が後退し、投資家のリスク選好が強まる中で、S&P500種指数とナスダック総合指数がそろって史上最高値で取引を終えました。S&P500は0.8%高の7022.95と初めて7000を上回り、ナスダックは1.6%高で11営業日続伸となりました。一方、ダウ平均は72ドル安と軟調でした。半導体株に代わってソフトウェア株が相場をけん引し、売り込まれていた銘柄や高空売り銘柄の買い戻しも目立ちました。
以下は、15日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ディーウェーブ・クオンタム (QBTS)
株価変動: +22.63%
詳細: 量子コンピューティング企業です。エヌビディアが4月14日に量子AIモデル「Ising」を公開し、量子分野のエラー訂正やQPU調整の効率化期待が高まったことで、商用化前進への思惑から買われました。
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イオンキュー (IONQ)
株価変動: +20.95%
詳細: 量子コンピューターの開発を手がける企業です。エヌビディアの新モデル投入を受け、量子業界全体の開発サイクル短縮や商用化加速への期待が高まり、量子関連の代表銘柄として急伸しました。
リゲッティ・コンピューティング (RGTI)
株価変動: +13.28%
詳細: 量子コンピューター用ハードウェアを開発する企業です。エヌビディアの量子AIモデル公開により、エラー訂正やキャリブレーション関連の負担軽減が期待され、ハードウェア拡張や商用化フェーズへの移行が進みやすくなるとの見方から上昇しました。
ロビンフッド・マーケッツ (HOOD)
株価変動: +10.41%
詳細: 個人投資家向け証券取引アプリを運営する米フィンテック企業です。米証券取引委員会(SEC)が個人投資家による借入資金を使った投資の利用継続を認めたことで、成長期待が高まり急騰しました。
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データドッグ (DDOG)
株価変動: +9.49%
詳細: クラウド監視・分析ソフトを提供するソフトウェア企業です。主要AIモデル企業との8桁規模の契約が今後の利用拡大につながるとの見方から上昇しました。
*関連記事「データドッグに再評価の波 目標株価引き下げでも買いが入った背景」
ギットラブ (GTLB)
株価変動: +8.37%
詳細: ソフトウェア開発支援ツールを提供する企業です。アルファベット傘下グーグル・クラウドとの提携拡大を発表し、Vertex AIモデルと連携した「Duo Agent Platform」提供への期待から買われました。
スナップ (SNAP)
株価変動: +7.86%
詳細: 写真・動画共有アプリ「Snapchat」を運営する企業です。全世界の正社員の約16%を削減し、AI分野へ経営資源を集中する方針を示したことが好感されました。
テスラ (TSLA)
株価変動: +7.63%
詳細: 米電気自動車大手です。イーロン・マスクCEOがテスラ設計の新型マイクロチップ「AI5」の画像を公開したことを受け、AI・自動運転分野への期待から買われました。
ウーバー・テクノロジーズ (UBER)
株価変動: +5.99%
詳細: 配車サービス大手です。英フィナンシャル・タイムズが、自動運転タクシー分野に100億ドルを投じる計画を報じたことで、ロボタクシー関連の成長期待が高まりました。
モルガン・スタンレー (MS)
株価変動: +4.52%
詳細: 米大手金融機関です。2026年第1四半期決算で1株利益と売上が市場予想を大きく上回り、投資銀行部門とウェルスマネジメント部門の好調が評価されました。
マイクロソフト (MSFT)
株価変動: +4.63%
詳細: ソフトウェア大手です。株価が2025年10月28日の高値542.07ドルから2026年3月27日の356.77ドルまで34.2%下落した後、底打ちの兆しを見せています。
*関連記事「マイクロソフト株は底打ちか 34%下落後に注目すべきソフトウェア株の反転サイン」
ブロードコム (AVGO)
株価変動: +4.20%
詳細: 半導体・インフラソフト大手です。メタ・プラットフォームズ向けのAI半導体供給契約を2029年まで延長したと発表し、AIインフラ需要の取り込み期待から上昇しました。
*関連記事「エヌビディア一強に変化 ブロードコムとメタが仕掛けるAI半導体新時代」
ナイキ (NKE)
株価変動: +2.81%
詳細: 世界的なスポーツ用品メーカーです。アップルのティム・クックCEOとナイキのエリオット・ヒルCEOがそれぞれ約100万ドル分の自社株を購入したことが判明し、投資家心理の改善につながりました。
バンク・オブ・アメリカ (BAC)
株価変動: +1.82%
詳細: 米大手銀行です。第1四半期の純利益が前年同期比17%増の86億ドルとなり、堅調な業績が好感されて上昇しました。
コアウィーブ (CRWV)
株価変動: +1.27%
詳細: AI向けクラウドインフラを提供する企業です。定量取引会社ジェーン・ストリートが同社クラウド上でAIツールを展開・拡大するため、60億ドルをコミットしたことが材料視されました。
エヌビディア (NVDA)
株価変動: +1.23%
詳細: AI向け半導体の世界的リーダーです。株価は11営業日続伸となり、引き続きAI関連の中核銘柄として買いが入りました。
ASMLホールディング (ASML)
株価変動: -2.41%
詳細: 半導体製造装置を手がけるオランダ企業です。第1四半期利益が市場予想を上回り、売上見通しも引き上げましたが、過去12カ月で米国上場株が2倍超上昇していたため、利益確定売りが優勢となりました。
*関連記事「ASML決算は市場予想超えでも株安 2026年見通しとリスクを読み解く」
テラウルフ (WULF)
株価変動: -6.11%
詳細: デジタルインフラ企業です。第1四半期売上見通しが市場予想を下回ったことに加え、データセンター建設資金を確保するため、19ドルで9億ドルの公募増資を実施すると発表し下落しました。
*過去記事 株価変動
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