メタ株が2兆ドル目前!AIとスマートグラスが次の成長ドライバーに

メタ・プラットフォームズ(META)の時価総額が2兆ドルに迫っています。その背景には、AI分野での積極的な取り組みと、新たなハードウェア展開があります。中でも注目されているのが、レイバンと提携して展開してきたスマートグラスの進化です。

スマートグラス市場での存在感

メタは、エシロールルックスオティカ(EL)と協力し、「Ray-Ban Meta スマートグラス」をすでに200万本以上販売しています。現行モデルは主に写真や動画撮影、音声入力などに活用されていますが、次世代モデルではディスプレイを搭載し、拡張現実(AR)機能を備える予定です。

コードネーム「Hypernova」と呼ばれる新モデルは、来月の発表が見込まれており、価格は約800ドルと伝えられています。市場調査会社カウンターポイントによれば、メタは今年前半のスマートグラス市場で73%のシェアを確保しており、出荷台数は前年比で200%以上の増加を記録しました。

強まる競争の動き

ライバル企業も動きを加速させています。アルファベット(GOOGL)はAndroid搭載のスマートグラスを開発中で、アマゾン(AMZN)は日常会話を記録・要約するAIブレスレット型デバイスを買収しました。さらに、アップル(AAPL)の元デザイナー、ジョナサン・アイブ氏が関与するAIハード開発にオープンAIが参加することも話題となっています。

それでも現時点ではメタが先行しており、CEOマーク・ザッカーバーグ氏は「眼鏡のようなパーソナルデバイスが次世代の主要なコンピューティング機器になる」と強調しています。

株価と今後の展望

メタの株価は年初来で34%上昇しており、2兆ドル突破まで残りわずかです。株価が796ドルを超えれば、同社として初めての大台突破となります。新型スマートグラスがヒットすれば、新たな収益源となるだけでなく、AI時代におけるメタの優位性をさらに確立する可能性があります。

*過去記事 メタ・プラットフォームズ

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