サークル・インターネット株が連日の急騰!仮想通貨関連銘柄に資金流入加速

2025年6月6日、ステーブルコイン発行企業であるサークル・インターネット・グループ(CRCL)の株価が上場2日目も大幅に上昇し、仮想通貨関連企業全体の株価上昇を後押ししました。これを受けて、ロビンフッドやコインベースなどの関連銘柄も上昇基調を強めています。

サークル、異例の2日連続急騰で話題に

サークル・インターネット・グループは、ステーブルコイン「USDC」の発行元として知られ、米ドル(DXY)と1対1で交換可能な通貨を提供しています。初日の株価上昇率が168.5%と爆発的だったのに続き、上場2日目も株価はさらに40%以上上昇しました。これにより、IPO価格である1株31ドルの約4倍の水準で取引されています。

フロリダ大学のジェイ・リッター教授によると、過去5年間で5億ドル以上のIPOを実施した77社の平均2日目上昇率は2.1%にすぎず、サークルの異例の急騰ぶりが際立っています。

ロビンフッド、S&P500入り期待で連騰中

ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)は、S&P500指数(SPX)への採用期待から4営業日連続の上昇となり、株価は6.8%高を記録しました。週間では13.9%の上昇です。同社は仮想通貨取引機能も提供しており、仮想通貨セクターの注目度上昇が追い風となっています。

なお、S&P500に採用されれば、コインベース・グローバル(COIN)に続いて2社目の仮想通貨関連銘柄となります。

その他の仮想通貨関連銘柄も上昇

仮想通貨関連銘柄は軒並み上昇しました(6月6日、米国東部夏時間15:00現在)。

  • イートロ・グループ(ETOR):13.3%高、週間19.7%高
  • マラ・ホールディングス(MARA):6.6%高、週間12.4%高
  • ライオット・プラットフォームズ(RIOT):10.0%高、週間22.6%高
  • マイクロストラテジー(MSTR):1.6%高、週間1.6%高
  • コインベース・グローバル:4.2%高、週間3.2%高

特にライオット・プラットフォームズはビットコイン(BTCUSD)の上昇と連動し、目立った上昇を見せました。

ビットコインやETF関連も好調

ビットコインは6月6日、一時約3%上昇しましたが、週単位では0.6%の上昇にとどまっています。一方、ビットコイン関連のETFも好調です。

  • Amplify Transformational Data Sharing ETF(BLOK):5.0%高
  • Bitwise Crypto Industry Innovators ETF(BITQ):7.1%高

また、トランプ・メディア&テクノロジー・グループ(DJT)は、Truth SocialビットコインETFを申請したことを発表。株価は3.5%上昇しています。

規制強化とともに仮想通貨セクターが“本命化”

サークルのIPO成功は、ウォール街がステーブルコインや仮想通貨分野をより真剣に評価していることを示しています。現在、議会では仮想通貨業界の規制法案が進行中で、これが成立すればさらに業界にとって追い風となる可能性があります。

仮想通貨関連株が次々と新高値を更新する中、投資家の関心はさらに高まっており、今後の市場動向に注目が集まっています。

*過去記事「サークル・インターネットが新規上場で急騰、暗号通貨市場に再び熱気

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