エヌビディア株が6連騰!次期決算発表を前に期待感が急上昇中

AMD

エヌビディア(NVDA)の株価が、8月28日の決算発表を前に大幅に上昇しました。投資家は同社がアナリスト予想を上回る結果を報告することを期待し、株価は最近の低迷から反発しています。この動きは、競合企業である アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)との競争が激化する中でも、投資家の期待が揺るがなかったことを示しています。

エヌビディア株が4.4%上昇、その背景にある要因とは?

エヌビディアの株価は8月19日の米国市場で4.4%上昇し、130ドルで取引を終了しました。この急騰は、エヌビディアの最新の四半期決算発表が近づく中でのものです。アナリストは、エヌビディアが引き続き好調な業績を報告すると予想しており、これが株価を押し上げる要因となっています。

エヌビディア株はこれで6連騰。過去6営業日で23%上昇しており、3月25日に終わった6連騰以来、最長連続上昇記録に迫ってます。

メリウス・リサーチの分析とエヌビディアの今後の展望

メリウス・リサーチのアナリスト、ベン・ライツェス氏は19日、エヌビディア株の「買い」の格付けを維持し、目標株価を160ドルに設定しました。ライツェス氏は、エヌビディアが今後3年間で270億ドル以上のフリーキャッシュフローを生み出す可能性があると予測しています。また、同社はこのキャッシュフローを株主に還元することで、さらに株価を押し上げる余地があると指摘しています。

AMDの挑戦とエヌビディアの競争優位性

一方で、AMDは、データセンター市場での競争を強化しています。AMDは、データセンター機器の設計会社であるZTシステムズを約50億ドルで買収することで合意し、エヌビディアに対抗する準備を整えています。競争に関する懸念に対して、エヌビディアのCEOであるジェンスン・フアン氏は、同社の優位性は総所有コストにあると強調しています。これは電力や冷却の必要性といった間接的な要素を含めたコスト面での競争力を指します。

*関連記事「エヌビディアに勝てるか?AMDがZTシステムズを買収した本当の理由

ZTシステムズの買収がエヌビディアに与える影響

ZTシステムズは、エヌビディアのAIチップであるGB200を搭載した新しいサーバーデザインを発表しており、今回のAMDによる買収がエヌビディアにどのような影響を及ぼすかが注目されています。AMDはこの買収によって、次世代データセンター向けの高性能AIチップ市場での競争力を強化し、エヌビディアに対抗する姿勢を見せています。

海外市場でも競争が激化:SKテレコムの動向

エヌビディアとAMDの競争は国内だけにとどまりません。韓国のSKテレコム(SKM)は、AIチップ市場での存在感を強化するため、SapeonとRebellionsの合併を発表しました。この動きにより、グローバルなAIチップ市場での競争がさらに激化することが予想されます。

まとめ

エヌビディア株は、強力なキャッシュフローと今後の成長期待に支えられ、競合他社との競争が激化する中でも力強い反発を見せています。投資家は、エヌビディアが次回の決算発表でアナリスト予想を上回る結果を報告し、さらなる株価上昇を期待しています。今後もAMDやSKテレコムとの競争が市場にどのような影響を与えるか注目していきたいところです。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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