メタ・プラットフォームズ:驚異の決算発表で株価急上昇!

メタ・プラットフォームズ(META)が市場の期待を大きく上回る好決算を発表しました。7月31日の米国市場終了後に発表した2024年4月〜6月期決算において、売上高が前年比22%増加し、利益は驚異の73%増を記録しました。これにより、メタの株価は決算発表後の時間外取引で7%上昇しています。

売上高と利益の大幅な増加

6月期の売上高は390億ドルと発表され、アナリストのコンセンサス予想である383億ドルを大きく上回りました。一株当たりの利益も5.16ドルと予想の4.80ドルを超えました。

ユーザー数と広告収入の増加

デイリーアクティブピープル(DAP)は前年比7%増の33億人に達し、広告インプレッションは10%増加しました。また、広告価格も平均で10%上昇しました。特にオリンピックと大統領選挙がある年において、広告主が予算を放送テレビからメタ社のプラットフォームにシフトしたことが、広告収入の急増に寄与しました。

効果的なコスト管理と利益率の向上

売上が22%増加した一方で、コストは7%しか増加せず、人員は減少しました。これにより、営業利益率は2023年6月の29%から2024年6月には38%に拡大しました。この効果的なコスト管理が、メタの利益率向上に大きく貢献しました。

2024年後半の成長予測

アナリストたちは9月期の売上高ガイダンスに前年同期比15%増を期待していましたが、メタの新しい予想では、9月は24%の増収が見込まれています。これにより、メタの株価は発表後に7%上昇し508ドルあまりで取引されています。

AIと設備投資への注力

メタはまた、AIへの設備投資を継続的に増加させる計画を発表しました。2024年の設備投資額の中間値を375億ドルから385億ドルに引き上げ、2025年にはさらに増加する見込みです。CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、「我々は現在、人工知能の研究と製品開発をサポートするための投資として、2025年に資本支出の大幅な増加を見込んでいる」と述べました。

AIがもたらす未来

ザッカーバーグ氏は、AIの進歩がフェイスブックとインスタグラムのエンゲージメントを促進し、広告主が興味のある視聴者を見つけるのに役立っていると述べました。メタのAIプラットフォーム「Llama」はオープンソースであり、企業やコンテンツ制作者がオーディエンスと対話できるAIエージェントを構築できるようになるとしています。

まとめ

メタ・プラットフォームズの株価は、売上高と利益の大幅な増加により、アフターマーケットで大きく上昇しています。同社はAIへの積極的な投資を続ける計画を発表し、将来的な成長に対する期待を高めています。ザッカーバーグ氏のリーダーシップの下、メタは今後もさらなる成長を遂げることが期待されています。

*過去記事 メタ・プラットフォームズ

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