IBM、AIプロジェクト需要の高まりで第2四半期決算が予想を上回る

  • 2024年7月25日
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IBMは7月24日、新たなAIプロジェクトに対する顧客需要の高まりを理由に、ウォール街の予想を上回る第2四半期決算を発表しました。

驚異の収益結果

ファクトセットによると、IBMは6月期に1株当たり2.43ドルの利益を計上しました。これは、ウォール街のコンセンサス予想2.18ドルを大きく上回る結果です。また、売上高も158億ドルと、アナリスト予想の156億2000万ドルを上回りました。

IBMのCEOであるアルビンド・クリシュナ氏は、「第2四半期は予想を上回る好調な業績でした。我々のテクノロジーとエンタープライズAIにおける専門知識を求めて、顧客がIBMを選ぶことが引き続き確認されています」とコメントしました。

この発表を受けて、IBMの株価はアフターケアで2.9%上昇し、189.4ドルに達しました。

フリーキャッシュフローのガイダンス引き上げ

IBMはまた、2024年通年のフリーキャッシュフローのガイダンスを「約120億ドル」から「120億ドル以上」に引き上げました。この改訂は、IBMの将来に対する信頼を示しています。

アナリストの見解

先週、シュティフェルのアナリストであるデビッド・グロスマン氏は、IBMの配当が好調であることを理由に、IBM株の「買い」の格付けを再確認し、190ドルの目標株価を再提示しました。現在の配当利回りは3.6%です。

グロスマン氏は、「売上の安定化が予想より遅れていることからリスクは高まっていまるが、リスクとリターンは依然として魅力的だと考えている。カタリストには、より安定したソフトウェア業績とフリー・キャッシュ・フローの成長が含まれる」と述べました。

株価のパフォーマンス

IBMの株価は、ナスダック総合株価指数が過去1年で23%上昇する中、29%の上昇を記録しています。

まとめ

IBMの第2四半期決算は、AIプロジェクトに対する顧客需要の高まりを背景に、予想を上回る結果となりました。同社はフリーキャッシュフローのガイダンスも引き上げ、将来に対する強い信頼を示しています。アナリストの見解も総じて好意的であり、今後のIBMの動向には注目が集まります。

*過去記事はこちら IBM

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