アルファベット（GOOGL, GOOG）が4月25日に発表した第1四半期の業績は、市場予想を大きく上回り、株価は時間外取引で12%という大幅な上昇を見せました。
- 第1四半期の業績のハイライト
アルファベットは、第1四半期に805億4000万ドルの売上高を報告し、これは前年同期比で15%の増収となりました。この増収は、特に検索エンジンと広告事業の強さによるものです。純利益は、前年同期の150.5億ドルから236.6億ドルへと大幅増益となり、1株当たりの利益は1.17ドルから1.89ドルへと上昇しました。 - 自社株買いと配当実施の影響
アルファベットの取締役会は、700億ドルを上限とする自社株買いと、6月に1株あたり20セントの配当を実施すること承認しました。この動きは投資家の信頼を高め、株価をさらに押し上げる要因となりました。 - セクター別業績: YouTubeとGoogleクラウド
YouTubeの広告売上は前年同期比21％増の81億ドルを記録しました。また、Googleクラウドは前期比で売上高が75億ドル増の96億ドルに達し、アルファベットの収益多様化とクラウド市場での競争力強化を示しています。 - アルファベットと他のテクノロジー大手との比較
アルファベットの業績は、同業他社と比較しても印象的です。メタ・プラットフォームズ（META）やアマゾン（AMZN）といった他のテクノロジー大手と比べても、アルファベットの成長率と利益率は際立っています。
まとめ
アルファベットの第1四半期の業績は、検索、YouTube、クラウド事業の好調さを背景に、市場予想を大幅に上回る結果となりました。また、大規模な自社株買いの承認と初の配当実施も株価にプラスの影響を与え、投資家にとっては引き続き魅力的な投資先であることを示しています。今後もアルファベットの動向から目が離せません。
＊過去記事 アルファベット GOOGL