オッペンハイマーのアナリスト、リック・シェーファー氏は1月9日、AI半導体の需要の高まりによって恩恵を受ける半導体銘柄について「買い」に相当する「アウトパフォーム」の格付けを再度行いました。
同氏が推奨するのは、エヌビディア（NVDA）、マーベル・テクノロジー（MRVL）、モノリシック・パワー・システムズ（MPWR）、ブロードコム（AVGO）。
目標株価はエヌビディア650ドル、マーベル70ドル、モノリシック600ドル、ブロードコム1,100ドルと以前に提示した価格をこちらも維持しています。
AI関連は2023年の成長を牽引し、企業がAI戦略の収益化を推し進める中、2024年も引き続き我々の最重要テーマである。
とシェーファー氏は述べ、この4銘柄は “2024年のトップ・ピック “であるとしています。
4銘柄の中でも特にエヌビディアをシェーファー氏は評価しており、
圧倒的なハードウェア／ソフトウェアのインストールベースを活用するエヌビディアは、依然としてAIのトッププレーヤーだ。
と述べています。シェーファー氏によると、エヌビディアの受注残は6ヵ月以上あり、第3四半期には次世代AIチップ「B100」のリリースが予想されています。
他の3社については、モノリシックは電力管理チップを組み込んだAIサーバーの需要増が見込まれ、マーベルとブロードコムは、高速ネットワーキングソリューションで良好なパフォーマンスを見せると予想されるとシェーファー氏は評価しています。
一方で、シェーファー氏は2024年のPCおよびスマートフォン市場に関しては、AIが大幅な需要増やリフレッシュサイクルを促進するとは限らないとの見解を示しています。
＊過去記事はこちら エヌビディアNVDA マーベル・テクノロジーMRVL モノリシック・パワー・システムズMPWR ブロードコムAVGO