TSMC株、未来の成長に賭ける価値あり!アナリストが指摘するポイントとは

  • 2023年9月30日
  • 2024年11月8日
  • TSMC

TSMCとして知られる台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)について、目先の軟調な需要を気にせず、同社の長期的な成長機会に注目すべきだとアナリストが述べています。

ニュー・ストリート・リサーチのアナリスト、ピエール・フェラーグ氏は9月29日、TSMCの「買い」の格付けを再度表明し、目標株価700台湾ドルを再確認しました。この見通しは、TSMCの米国上場の米国預託証券の現在の水準から約34%の上昇を意味します。

同氏は、TSMCの売上は来年力強く回復して、2025年には1000億ドルに達すると予想しています。同社のトップクラスの顧客がこうした回復に貢献することを確信している旨、述べています。

TSMCはハイエンド・チップ製造市場を支配しているメーカーですが、7月、通期の財務ガイダンスを引き下げ、売上高が前年比10%減少すると予想しています。

TSMCの昨年の売上高は760億ドルでしたが、フェラーグ氏は、今年約680億ドルに落ち込むと予想しています。この落ち込みは、スマートフォン、コンピューター、家電製品など幅広い製品需要の低迷によるものだと同氏は指摘しています。

しかし同氏は、スマートフォンやPCの循環的な需要が在庫の減少によって改善するため、売上高は2025年までに回復すると予測しています。

同社の顧客であるエヌビディア(NVDA)、マーベル・テクノロジー(MRVL)、ブロードコム(AVGO)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)からの需要が高まることも追い風になると同氏は見ています。

2023年の売上後退は周期的である。2年間の(売上)予測とTSMCの強い恒常的な成長見通しを支持する。

と同氏はコメントしています。

*過去記事「TSMCの8月売上高レポート解析:最新データと専門家の見解を探る!

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