AMD株価、時間外取引で下落!第1四半期決算の影響は?

  • 2023年5月3日
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アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が5月2日のマーケット終了後に第1四半期決算を発表。3月期の業績は予想を上回りましたが、6月期の見通しは期待を外れました。同社の株価は時間外取引で下落しています。

半導体メーカーのAMDの第1四半期の調整後1株当たり利益は60セントで、アナリストの予想56セントを上回りました。また、売上高は54億ドルで、こちらも予想の53億ドルを上回りました。しかし、第2四半期の売上高の見込みは50億ドル〜56億ドルで、その中間値はアナリストのコンセンサス予想55億ドルを下回っています。

CEOのリサ・スー博士はニュースリリースで、「第1四半期は、需要が混在する環境下で予想を上回る売上と利益を達成し、順調に推移した」とコメントしています。AMDの株価はアフターマーケットで、6%下がり、84.3ドルあまりで取引されています。

データセンター部門の売上は前年同期比でほぼ横ばいでしたが、クライアントPC部門の売上は65%減少しました。ゲーム事業の売上は6%減少しています。

スー氏は電話会議で、AMDのサーバープロセッサーのテクノロジーリーダーシップを強調し、「良い位置にある」と述べました。また、クライアントPC事業については、6月期から下半期にかけて四半期ごとに成長するとの見通しを示しました。

コンピュータ需要はここ最近悪化しており、調査会社IDCは3月期の世界のパソコン出荷台数が前年同期比で29%減少したと発表しました。これは、12月期の28%減、9月期の15%減に続くものです。

*過去記事はこちら「AMD

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