アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が1月31日、第4四半期決算を発表しました。サーバー・プロセッサーとクラウド・コンピューティングの分野が好調であったことから業績は予想を上回っています。
売上高は56億ドルで、アナリストのコンセンサス予想の55億1000万ドルを上回りました。調整後の1株当たり利益も69セントと、コンセンサス予想の67セントをこちらも上回っています。
今期について、AMDは売上高50億ドル〜56億ドルの見込みを示し、中間値でコンセンサス予想の55億ドルを下回りました。
AMDのリサ・スー会長兼CEOは声明の中で「需要環境はまちまちだが、2023年に市場シェアを獲得し、差別化された製品ポートフォリオに基づく長期的な成長を実現できると確信している」と述べています。
投資家およびアナリストとの電話会議で、経営陣は、経済の不確実性を理由に通年のガイダンスを提供しないことを明らかにしました。また、スー氏は、中国の回復はAMDのビジネスに恩恵をもたらすが、回復のタイミングは「非常に難しい」と述べています。
この決算を受けて31日のアフターマーケットで株価は上昇しています。
*過去記事はこちら「AMD」