ブロードコム 業績と見通しが予想を上回り時間外で上昇

半導体およびソフトウェア企業のブロードコム(AVGO)は、7月31日に終了した会計年度第3四半期決算の発表を9月1日に行いました。

第3四半期の売上高は 84億6,000 万ドル、調整後 1 株当たり利益は 9.73ドルとなり、アナリストのコンセンサス予想である売上高 84億1,000 万ドル、調整後 1 株当たり利益9.56ドルを上回りました。

事業別では、半導体ソリューション部門の売上が66億ドル、インフラソフトウェア部門は18億ドルでした。また、四半期中に15億ドルの自社株買いを行ったことも明らかにしています。

第4四半期の見通しは売上高89億ドルでこちらもコンセンサス予想の87億7000万ドルを上回りました。

「ブロードコム の第3四半期の記録的な業績は、クラウド、サービス プロバイダ、および企業における堅調な需要に牽引されたものです」とCEOのホック・タン氏は同社の業績発表で述べています。

また同氏は今後について、「データ センター、ブロードバンド、ワイヤレスにおける次世代技術への顧客の継続的な投資を反映し、当社の最終市場全体で堅調な需要が第4 四半期も続く」と予想しています。

ホック・タンCEOは、決算発表後の電話会議で、消費者市場の弱さを考慮に入れても、同社のエンド マーケットには「真の需要」があるとアナリストに語っています。

同社は7月にネットワーク仮想化とマルチクラウド コンピューティングを専門とするソフトウェア大手 VMウェア (VMW )の現金および株式による 610 億ドル規模の買収を発表しましたが、タン氏は、買収のプロセスの進行状況についても楽観的な見方を示しました。

世界中のさまざまな規制当局への届出は順調に進んでおり、同社の2023年会計年度中に完了すると引き続き考えていると同氏は述べています。

決算発表を受け、9月1日のアフターマーケットでブロードコムは2%高の502ドルで取引されています。

*過去記事「7月に買いたい高利回りハイテク株3つ

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