金利上昇下で大きな利益を得るメガキャップ・ハイテク株3つ

ここ数週間、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが迫る中、将来の収益に対する懸念からハイテク株が叩かれていますが、そろそろ買い物に出かける時期かもしれません。エバーコアISIのベテランハイテクアナリスト、マーク・マハニー氏は、ショッピングリストに載せるべき3つのメガキャップハイテク銘柄を挙げています。

マハニー氏はYahoo Finance Liveで、「今年の我々のトップ3メガキャップピックは、ウーバー、アマゾン、フェイスブック(メタ)です」と述べました。

同氏の選択の基準は、、魅力的なバリュエーションと依然として魅力的なファンダメンタルズの混合を反映しています。

「フェイスブック(FB)はその中でも最も簡単な(選択)かもしれません。収益の22倍で取引されていますが、収益を20%から30%成長させることができると考えています。バランスシートには大量の現金があります。市場倍率に近い値で取引されていますが、売上成長率は市場の3倍、利益成長率は2倍です。これは、大型株のバリュー・グロース・プレイとして素晴らしいものだと思います」と同氏は述べています。

今年に入ってナスダック総合株価が3.2%下落したのに対し、メタの株価は1%の下落となっています。2021年には23%上昇し、ナスダックとほぼ一致しています。

マハニー氏は今週、パンデミックで家に閉じこもっている消費者の間でフードデリバリーサービスが定着しつつあるとの見方からドアダッシュ(DASH)をアップグレードしましたが、同氏はまだウーバー・テクノロジーズ(UBER)をギグエコノミーから利益を得る銘柄と見ています。

「コロナの危機を脱したときに、最もアップサイドが期待できるのがウーバーです」と同氏は述べています。

ウーバーの株価は昨年21%も急落しましたが、2022年に入ってからは2.5%上昇しています。

同氏が最後に言及したのがアマゾン(AMZN)です。

アマゾンの株価は、この1月に入って1%の下落ですが、ズームアウトすると、パフォーマンスははるかにひどいものになります。株価は7月8日のピーク時から11%下落しており、これは調整(高値から10%の減少)と呼ばれてもいいい下落幅です。

マハニー氏は、パンデミックの間、アマゾンが数々のサービス(即日配達など)を構築するために要したコストに驚かされたことを認めています。しかし、フェイスブック/メタと同様に、バリュエーションは無視できないほど魅力的であるとしています。

「アマゾンでは大規模な投資サイクルが行われています。それを見てどうなるかというと、マージンが下がる。それがサプライズでした。それが、株価をブレイクアウトから引きずり戻した原因です。今年に入ってからは、その点を考慮する必要があると思います。この会社は、昨年後半に多くのインフレとサプライチェーンのリスクに直面しました。それらはすべてビジネスモデルに吸収されるか、相殺されると思います。そうなれば、下半期の利益率は加速し、株価も上昇するでしょう」とマハニー氏は述べています。

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