フェイスブック 25日の決算発表で懸念されるアップルの影響

フェイスブック(FB)は10月25日の市場終了後に第3四半期の業績を報告する予定ですが、スナップ(スナップ)のの業績が予想を下回ったため、22日の取引でフェイスブックの株価は5.1%下落しました。

投資家の間で大きな懸念事項となっているのは、アップルがモバイル機器でのターゲット広告を変更したことによる影響です。調査会社Flurryのデータによると、米国の消費者のうち、選択の余地がある場合にトラッキングを選択するのはわずか15%に過ぎないとのことです。25日に発表されるフェイスブックのレポートでは、この影響がモバイル広告に特化した企業にどれだけ広がっているかが示されます。

ウォール街のコンセンサスによると、フェイスブックの第3四半期の売上高は295億7,000万ドル、1株当たりの利益は3.19ドルになると予測されています(ファクトセット調べ)。アナリストたちは、第3四半期の月間アクティブユーザー数が29億2,000万人に達し、デイリーアクティブユーザー数は19億3,000万人になると予想しています。

ベアードのアナリストであるColin Sebastian氏は、第3四半期の業績/アウトルックは、おそらくスナップよりも少し良いものになるだろうと予想しています。

The Vergeによると、フェイスブックには他にも様々なニュースが飛び交っており、同社は社名変更を検討しているとのことです。

今月初め、内部告発者であるフランシス・ハウゲン氏が、議員や規制当局、ジャーナリストに提出した内部データや文書について、不利な証言をしたことで、ワシントンD.C.では同社の規制強化を求める声が高まっているようです。しかし、議員たちがどのような措置をとるかは不明です。

フェイスブックのポリシー・コミュニケーション・ディレクターであるアンディ・ストーン氏は、ツイッターに投稿した声明の中で、証言した問題に関するハウゲン氏の説明の多くには同意できないとしながらも、インターネットの標準的なルールを作るよう議員たちに呼びかけています。

投資家に対しては、25日の決算説明会に加えて、10月28日に開催されるバーチャルイベント「フェイスブック・コネクト」で、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が講演を行う予定です。

ザッカーバーグ氏は、インターネットの次なる進化として提唱されている「メタバース」に対するフェイスブックの関心について語る予定です。メタバースとは、ユーザーが常にオンラインの仮想世界で交流したり、買い物をしたり、エンターテインメントを楽しんだりするものです。

フェイスブックは、以前からメタバースに注目していました。同社は2014年にオキュルスを買収し、7月のカンファレンスコールでは、ザッカーバーグ氏がメタバースの構築は同社の長期的な願望であると述べていました。

しかし、メタバースを構築しようとしているのはフェイスブックだけではありません。ビデオゲーム業界では、エピックゲームスのフォートナイト、ロブロックス(RBLX)、マイクロソフト(MSFT)のマインクラフトなどが、このようなオンライン体験の分野に進出しています。

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