半導体メーカー、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)の2021年4~6月期決算は素晴らしいものでした。
Embed from Getty Images売上高は前年同期の約2倍の39億ドル。純利益は7億1,000万ドル(1株当たり58セント)で、前年同期の純利益1億5,700万ドル(1株当たり13セント)の4.5倍となりました。
アナリストは、売上高36億ドル、調整後の1株当たり利益を54セントと予想していました。
リサ・スーCEOは、「当社のすべての事業分野において旺盛な需要があり、市場を大幅に上回る成長を遂げている」と述べました。
エンタープライズおよびセミカスタム部門の売上高は、前年同期比183%増の16億ドルとなりました。これは、同社のサーバー用半導体や、マイクロソフト(MSFT)およびソニー(SNE)が販売するビデオゲーム機向けの半導体の売上が貢献したことによるものです。
AMDのコンピューティング&グラフィックス部門の第2四半期の売上高は23億ドルでした。
これは、同社のセントラル・プロセッサおよびグラフィックス・プロセッサの平均価格が上昇したことにより、ハイエンド半導体の販売台数が増加し、収益が増加したことによるものです。
世界的に深刻な半導体不足が続いていることから、投資家は6月の第2四半期決算における、半導体メーカーの大幅な業績向上と明るい見通しを期待していました。
MDはその両方の期待に応えました。投資家に対しては、年間売上が従来の50%増から60%増になるとの見通しを示しました。
決算発表で示したガイダンスは、150億ドル以上の通期売上を達成することを示唆しています。
第3四半期については、コンセンサス予想の38億ドルを上回る約41億ドルの売上を見込んでいます。データセンター事業とビデオゲーム事業が売上の伸びを牽引するだろうとのことです。
AMDの株価は7月27日の通常の取引で、0.9%減の91.03ドルで終了した後、決算発表後の時間外取引では1%上昇しました。