10月13日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年10月13日(火)の米国株式市場は、半導体関連株の売りが相場全体の重荷となり、主要3指数がそろって下落しました。ダウ平均は180.45ドル(0.35%)安の51,670.10ドルで取引を終え、3営業日続いた上昇が途切れました。S&P500は0.02%安の7,805.45、ナスダック総合指数は0.15%安の27,204.38となりました。
マイクロンなどの半導体関連株が売られ、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。一方、巨大ハイテク企業群「マグニフィセント・セブン」は堅調に推移し、相場を下支えしました。米大手銀行の好決算も発表されましたが、市場全体を押し上げるには至らず、銘柄間で明暗が分かれる展開となりました。

以下は、13日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

バンブル(BMBL)

株価変動: +56.58%
詳細: 米国を拠点にオンラインデートアプリを運営する企業です。投資会社イサカ・ホールディングス(Ithaca Holdings)による総額13億ドルの買収に合意したと発表し、株価が急騰しました。買収価格は1株当たり6.05ドルで、10月9日の終値に対して約138%のプレミアムが付いています。買収完了後、バンブルは非公開企業となる予定です。

フェルミ(FRMI)

株価変動: +14.46%
詳細: 米国で電力インフラやデータセンター開発を手がける企業です。半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)との契約締結を発表したことが好感され、株価が急騰しました。AI関連インフラ事業の拡大に対する期待が買い材料となりました。

エナーフレックス(EFXT)

株価変動: +14.24%
詳細: カナダを拠点に天然ガス関連設備や発電システムを手がけるエネルギーインフラ企業です。北米の大型データセンター向けに、1GWを超える天然ガス発電設備の供給契約を獲得したと発表し、株価が急騰しました。今回の契約などにより、同社の自家発電設備の受注残高は1.75GWを超え、2028年までの納入が予定されています。AIデータセンターの電力需要拡大を象徴するニュースとして注目されています。

メタ・プラットフォームズ(META)

株価変動: +2.63%
詳細: フェイスブックやインスタグラムを運営する米国の大手テクノロジー企業です。10月12日に新しいAIモデル「ミューズ・ワンダー」を発表したことが好感され、株価が上昇しました。
*関連記事「メタ株が3.4%上昇!新AI「ミューズ・ワンダー」がオープンAI、アンソロピックに挑戦」

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: +1.90%
詳細: CPUやGPUなどを開発する米国の大手半導体企業です。電力インフラ・データセンター開発企業フェルミとの契約締結が明らかになり、株価が上昇しました。AI関連インフラ分野での事業拡大に対する期待が高まっています。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: +0.97%
詳細: AI向けGPUで世界的なシェアを持つ米国の大手半導体企業です。メモリー半導体関連株を中心に売りが広がるなか、株価は小幅に反発しました。マイクロソフトによる新しい自社開発AI半導体の発表や、AI関連投資の持続可能性に対する懸念が重荷となっていますが、下落局面では買い戻しも入りました。

ウエスタンデジタル(WDC)

株価変動: -1.61%
詳細: ハードディスクドライブ(HDD)を手がける米国のストレージ企業です。AI関連銘柄の利益確定売りが進むなか、シーゲート・テクノロジーなどとともに株価が下落しました。決算発表を控えた投資家の慎重姿勢が影響しています。

ウェルズ・ファーゴ(WFC)

株価変動: -3.08%
詳細: 米国の大手銀行です。2026年第3四半期の純金利収入は125億2000万ドルとなり、ファクトセットが集計した市場予想の126億6000万ドルを下回りました。銀行の収益力を示す重要指標が期待に届かなかったことが嫌気され、株価が下落しました。

SKハイニックス(SKHY)

株価変動: -3.19%
詳細: 韓国を代表するメモリー半導体メーカーです。中国企業との競争激化に対する懸念から米国の半導体関連株が売られ、その影響がアジア市場にも波及しました。韓国の代表的な株価指数であるKOSPIも大幅に下落し、急激な相場変動によって一時的に取引が停止されました。
*関連記事「マイクロン株が続落、イーロン・マスク氏が警戒する中国メモリーの量産力」

キャタピラー(CAT)

株価変動: -3.34%
詳細: 建設機械や鉱山機械、発電設備などを手がける米国の大手産業機械メーカーです。シティのアナリストが目標株価を1100ドルから950ドルへ13%超引き下げたことが嫌気され、株価が下落しました。投資判断は「買い」を維持したものの、発電設備やAIデータセンター向けの需要拡大が、すでに高水準にある株価評価を正当化できるかについて懸念が強まっています。同社株の株価収益率(PER)は34倍を超えており、11月4日に予定される第3四半期決算を前に投資家の慎重姿勢が強まっています。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: -3.62%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリーを製造する米国の大手半導体企業です。テスラとスペースXの最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏の発言をきっかけに、中国のメモリー半導体メーカーとの競争激化に対する懸念が強まり、株価が大幅に下落しました。
*関連記事「マイクロン株が続落、イーロン・マスク氏が警戒する中国メモリーの量産力」

ドミノ・ピザ(DPZ)

株価変動: -4.76%
詳細: 米国を拠点に世界各国で宅配ピザチェーンを展開する企業です。2026年度第3四半期決算では利益が市場予想を上回りました。しかし、既存店売上高の伸びが弱く、価格に敏感な消費者の需要回復が進んでいないことが嫌気され、株価が下落しました。

シティグループ(C)

株価変動: -5.60%
詳細: 米国の大手金融機関です。2026年第3四半期の純利益は52億ドルとなり、前年同期比40%増加しました。1株当たり利益は2.85ドルと、市場予想の2.65ドルを上回りました。しかし、好決算にもかかわらず株価は下落しました。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)

株価変動: -5.70%
詳細: 医薬品や医療機器を手がける米国の大手ヘルスケア企業です。2026年第3四半期決算では利益が市場予想を上回り、通期の調整後利益見通しも引き上げました。しかし、医療技術部門の売上高が市場予想を下回り、同部門の4事業すべてが期待に届かなかったことが嫌気され、株価が大幅に下落しました。

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

株価変動: -6.69%
詳細: 半導体製造装置を手がける米国の大手企業です。AI半導体の技術革新を加速させるため、50億ドル規模の新施設を発表しました。しかし、株価は下落し、6営業日連続で合計14%下げました。このまま下落が続けば、2024年1月以来の長期連続下落となる状況です。

PDFソリューションズ(PDFS)

株価変動: -9.62%
詳細: 半導体の製造工程におけるデータ分析や歩留まり改善を支援するソフトウェア・技術サービスを提供する米国企業です。10月13日は半導体関連銘柄への売りが広がるなか、株価が急落しました。半導体関連市場の先行きに対する警戒感が強まっています。ただし、同社固有の下落要因については、現時点で明確な材料が確認されていません。

パーシング・スクエア(PS)

株価変動: -12.53%
詳細: 著名投資家ビル・アックマン氏が率いる米国の資産運用会社です。BofA証券が投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げ、目標株価を54ドルから38ドルへ大幅に引き下げました。これを受けて株価は大幅に下落しました。

シックス・フラッグス・エンターテインメント(FUN)

株価変動: -14.43%
詳細: 米国でテーマパークを運営する大手企業です。ジョージア州にある同社のテーマパークで、ジェットコースターの死亡事故が発生したことを受け、株価が急落しました。事故による安全管理体制への懸念が投資家の間で広がっています。

シンダックス・ファーマシューティカルズ(SNDX)

株価変動: -15.71%
詳細: 新薬開発を手がける米国のバイオ医薬品企業です。肺疾患治療薬の第2相臨床試験で、主要評価項目を達成できなかったと発表しました。開発中の治療薬に対する期待が後退し、株価が急落しました。

*過去記事 株価変動

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