2026年9月17日(木)の米国株式市場は、前日のFRBによる利上げを受けた下落から大きく反発しました。ナスダック総合は1.69%高の26,418.30、S&P500は1.14%高の7,637.76、ダウ平均は316.14ドル高の51,778.04(+0.61%)で取引を終えました。
ハイテク株が上昇をけん引した一方、幅広い銘柄に買いが広がりました。FRBのタカ派姿勢への警戒が後退したほか、イラン情勢の緊張緩和期待やAI関連企業の堅調な事業環境も投資家心理を改善しました。米10年債利回りが5%台から低下し、原油価格も軟調に推移したことが株式市場を支えました。
以下は、17日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ジェネラック・ホールディングス(GNRC)
株価変動: +18.33%
詳細: 非常用発電機やバックアップ電源システムを手掛ける企業です。アマゾンのデータセンター向けに発電機を供給する24億ドル規模の契約を明らかにしました。AIデータセンターの電力需要拡大による業績押し上げへの期待から、S&P500構成銘柄で上昇率首位となりました。
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オクロ(OKLO)
株価変動: +11.26%
詳細: 小型モジュール炉など次世代原子力発電技術を開発する企業です。米下院がデータセンター事業者に電力インフラ費用の負担を求める法案を可決したことで、AIデータセンター向けの専用電源として小型原子炉の需要が拡大するとの期待が高まりました。直近の大幅下落からの買い戻しも株価上昇を後押ししました。
スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)
株価変動: +9.50%
詳細: AIサーバーやデータセンター向けコンピューティングシステムを手掛ける企業です。世界のAIサーバー市場が2030年までに大幅に拡大するとの期待などから、AIインフラ投資への期待が再び強まりました。
アステラ・ラブズ(ALAB)
株価変動: +9.06%
詳細: AIデータセンター向け高速接続半導体を手掛ける企業です。クラウドインフラのメモリー帯域問題を改善する「Leo Smart Memory Controller」シリーズへの期待が高まり、AIインフラ株の反発にも乗りました。
アーム・ホールディングス(ARM)
株価変動: +8.57%
詳細: 半導体設計技術やCPUアーキテクチャを提供する企業です。CEOが、データセンター向け半導体で20億ドル規模の顧客需要に対応できる十分な供給を確保できるとの自信を示したことが好感されました。
モデルナ(MRNA)
株価変動: +8.55%
詳細: mRNA技術を利用したワクチンや治療薬を開発するバイオ医薬品企業です。メルクと共同開発する個別化がんワクチン「intismeran autogene」への期待が再び高まりました。呼吸器疾患向け製品の開発進展も買い材料となっています。
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)
株価変動: +8.00%
詳細: AIサーバー、ネットワーク、ストレージなど企業向けITインフラを提供する企業です。AIデータセンター投資が引き続き堅調との見方が強まり、直前のAI関連株急落からの買い戻しが進みました。クラウド・AI部門の売上高も高い伸びを示しています。
インテル(INTC)
株価変動: +7.67%
詳細: CPUやデータセンター向け半導体、半導体受託製造事業を展開する企業です。SKハイニックスとの米国内メモリー生産を巡る協議への期待に加え、半導体株全体への買い戻しが株価を押し上げました。
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スカイワークス・ソリューションズ(SWKS)
株価変動: +6.69%
詳細: スマートフォンなどに使用される無線通信向け半導体を手掛ける企業です。コルボとの統合計画に対する期待が続き、半導体株全体の反発も追い風となりました。
ロケット・ラボ(RKLB)
株価変動: +6.47%
詳細: 小型ロケットの打ち上げや宇宙システムを手掛ける宇宙関連企業です。原油価格と米国債利回りの低下で投資家のリスク選好が回復するなか、成長期待の高い宇宙関連株にも買いが入りました。
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
株価変動: +6.36%
詳細: CPUやGPU、AIアクセラレーターを開発する半導体企業です。CPUとGPUの需要が供給を上回っているとの見方に加え、AIデータセンター投資の継続期待から半導体株全体が反発しました。
サンディスク(SNDK)
株価変動: +6.21%
詳細: NANDフラッシュメモリーやデータストレージ製品を手掛ける企業です。AIデータセンター向けメモリー需要への期待が続くなか、半導体・メモリー株への買い戻しが広がりました。
アルベマール(ALB)
株価変動: +6.14%
詳細: EV向け電池などに使われるリチウムを生産する大手化学企業です。前日までの下落の反動に加え、原油価格や米国債利回りの低下による市場全体のリスク選好回復が買い戻しにつながりました。
ワークデイ(WDAY)
株価変動: +6.14%
詳細: 人事、財務、給与管理などのクラウドソフトウェアを提供する企業です。AIを活用した企業向けサービスへの期待が高まり、買いが優勢となりました。
HP(HPQ)
株価変動: +5.96%
詳細: PCやプリンターなどを手掛ける大手IT機器メーカーです。AI PC「OmniBook」シリーズなどAI対応製品への期待が続くなか、ハイテク株全体の反発を受けて買いが入りました。
ルーシッド(LCID)
株価変動: +5.94%
詳細: 高級EVを開発・販売する電気自動車メーカーです。経営再編作業が完了したと報じられたことに加え、Boltと欧州向け自動運転ソリューションを共同開発する提携を発表したことが買い材料となりました。
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: +5.50%
詳細: DRAMやNANDフラッシュメモリーを手掛ける米国の大手メモリー半導体メーカーです。インド・グジャラート州の新しい半導体組立・テスト施設で商業生産を開始したことに加え、AI向けメモリーの供給逼迫と価格上昇が続くとの見方が買い材料となりました。
マーベル・テクノロジー(MRVL)
株価変動: +4.81%
詳細: AIデータセンター向けネットワークや接続用半導体を手掛ける企業です。GlobalFoundriesとの提携を拡大し、AIデータセンター向け高速光通信半導体の生産能力を増強すると発表したことが好感されました。
ストラテジー(MSTR)
株価変動: +4.81%
詳細: ビットコインを大量に保有する企業として知られ、株価が暗号資産市場の動向に影響されやすい銘柄です。暗号資産関連株に買いが戻るなか、ビットコイン相場への期待を背景に上昇しました。
ノキア(NOK)
株価変動: +4.64%
詳細: 通信ネットワーク機器や通信インフラ技術を提供する企業です。マイクロソフトとの提携を拡大し、通信事業者向けのAI活用やネットワーク自動化を推進すると発表しました。
SKハイニックス(SKHY)
株価変動: +4.64%
詳細: DRAMやHBMなどを手掛ける世界有数のメモリー半導体メーカーです。インテルと米国内でメモリー半導体を生産する可能性について協議していることが明らかになりました。AI向けHBMを中心としたメモリー需要の強さに加え、米国での生産拠点拡大への期待が買い材料となりました。
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デル・テクノロジーズ(DELL)
株価変動: +4.47%
詳細: PC、サーバー、ストレージなどを手掛ける大手IT機器メーカーです。AI GPUサーバーの受注が急拡大しており、第2四半期だけで61億ドル、直近12カ月では132億ドルに達したとの経営陣の説明が引き続き材料視されました。AIデータセンターへの設備投資が続くとの期待も株価を押し上げました。
ネビウス・グループ(NBIS)
株価変動: +4.12%
詳細: AI向けクラウドインフラを提供する「ネオクラウド」企業です。複数のエヌビディア製GPUについてオンデマンド料金を約20%引き上げると発表しました。AI計算需要の強さと価格決定力への期待が株価を押し上げました。
NXPセミコンダクターズ(NXPI)
株価変動: +4.10%
詳細: 自動車、産業機器、IoT向け半導体を手掛ける企業です。米国債利回りの低下を背景に半導体株が全面高となり、同社株にも買い戻しが入りました。
ブルーム・エナジー(BE)
株価変動: +3.84%
詳細: 固体酸化物形燃料電池を利用した分散型発電システムを手掛ける企業です。AIデータセンター向けの800V直流電源システムが設備投資額や電力コストを大幅に削減できるとの試算を発表したことが引き続き材料視されました。AIデータセンターの急増に伴う電力不足の恩恵を受ける企業として期待が高まっています。
スペースX(SPCX)
株価変動: +2.60%
詳細: ロケット、衛星通信、宇宙インフラなどを展開する宇宙関連企業です。AI関連需要が想定を上回るペースで拡大していることへの期待に加え、スターシップの第14回飛行試験計画が投資家心理を支えました。衛星通信や将来の宇宙・AIコンピューティング事業への成長期待も続いています。
エヌビディア(NVDA)
株価変動: +2.54%
詳細: AI向けGPUで世界最大手の半導体企業です。AI開発減速への懸念が後退し、AIインフラ投資は引き続き拡大するとの見方から半導体株が反発しました。米国債利回りの低下も追い風となりました。
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アマゾン・ドット・コム(AMZN)
株価変動: +2.13%
詳細: EC、クラウドサービス、デジタル広告などを展開する大手テクノロジー企業です。ジェネラックと24億ドル規模のデータセンター向け発電機供給契約を結んだことが明らかになり、AIインフラ拡張の進展が注目されました。
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ボーイング(BA)
株価変動: -2.46%
詳細: 民間航空機や防衛・宇宙関連製品を手掛ける航空宇宙大手です。737 MAXの生産を安定させるまで想定以上の時間がかかっていることが投資家の懸念材料となり、売りが続きました。
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
株価変動: -2.87%
詳細: 米国の大手通信会社です。FRBによる利上げを受け、高い設備投資や負債を抱える通信株への警戒が続きました。Tモバイルなど同業株も売られ、通信セクター全体が軟調となりました。
セールスフォース(CRM)
株価変動: -2.90%
詳細: 顧客管理ソフトウェアを中心とするクラウド大手です。AI戦略や長期成長目標を示したものの、投資家の期待を大きく上回る材料にはならず、売りが優勢となりました。
レディット(RDDT)
株価変動: -3.03%
詳細: 掲示板型SNSを運営し、広告やAI企業へのコンテンツライセンスを収益源とする企業です。AIコンテンツ契約更新を巡る不透明感や、アナリストの慎重な見方が売り材料となりました。
アクソン・エンタープライズ(AXON)
株価変動: -3.19%
詳細: 警察向けテーザー銃やボディーカメラ、クラウド証拠管理システムを提供する企業です。10億ドル規模の0%転換社債発行による将来の株式希薄化や、資金需要への懸念が株価の重荷となりました。
コムキャスト(CMCSA)
株価変動: -3.46%
詳細: ケーブルテレビ、ブロードバンド、メディア事業を展開する企業です。通信・メディア株への売りが続くなかで下落し、直近からの弱い値動きが継続しました。
コパート(CPRT)
株価変動: -3.76%
詳細: 事故車や中古車のオンラインオークションを運営する企業です。ACVオークションズの買収に伴う巨額の資金負担や統合リスクへの警戒に加え、アナリストによる格下げも重荷となりました。
コアウィーブ(CRWV)
株価変動: -4.16%
詳細: AI向けGPUクラウドインフラを提供するネオクラウド企業です。30億ドル規模の転換社債発行計画を発表したことで、将来的な株式価値の希薄化や財務負担への懸念が広がり、株価が下落しました。
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パラマウント・スカイダンス(PSKY)
株価変動: -4.63%
詳細: 映画、テレビ、ストリーミングなどのメディア・エンターテインメント事業を展開する企業です。バークレイズが「アンダーウェイト」、目標株価8ドルで評価を開始しました。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとの1,100億ドル規模の統合案について、巨額の財務・事業リスクがあるとの指摘が売り材料となりました。
ダヴィータ(DVA)
株価変動: -5.56%
詳細: 米国を中心に人工透析クリニックを運営する医療サービス企業です。市場全体が上昇するなかで逆行安となり、直近の上昇後の利益確定売りなどから下落しました。
TモバイルUS(TMUS)
株価変動: -5.57%
詳細: 米国の大手携帯通信会社です。FRBが政策金利を0.25%引き上げたことで、負債比率の高い通信会社の借入コスト上昇への懸念が強まりました。金利上昇の影響を受けやすい銘柄として売りが膨らみました。
ドラフトキングス(DKNG)
株価変動: -7.64%
詳細: スポーツベッティングやオンラインカジノを運営する企業です。カルシなどの予測市場がスポーツ分野で急速に取引を拡大していることから、従来型スポーツベッティングとの競争激化への懸念が強まりました。CFTCが予測市場関連サービスに柔軟な規制姿勢を示したことも、競争環境が一段と厳しくなるとの警戒につながり、株価が大幅に下落しました。
フルエンス・エナジー(FLNC)
株価変動: -15.36%
詳細: 大規模蓄電池システムやエネルギー管理サービスを提供する企業です。ヒューストンの契約製造施設の立ち上げ遅延を理由に、2026年度の売上高見通しを引き下げました。業績成長の鈍化懸念から売りが膨らみました。
*過去記事 株価変動
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