8月25日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年8月25日(火)の米国株式市場は、前日に下落したハイテク株が買い戻され、ナスダック総合が0.66%高と反発しました。S&P500は0.32%高、ダウ平均も160.24ドル高の0.30%上昇しました。市場では26日に予定されるエヌビディアの決算発表を前に、AI・半導体関連株への期待が再び高まりました。一方、テクノロジー株が上昇する中で他の業種は伸び悩み、夏場の薄商いを背景に、ハイテク株とディフェンシブ株の間で資金が日替わりで移動する展開が続いています。

以下は、25日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

モデルナ(MRNA)

株価変動: +14.36%
詳細: mRNA医薬品を開発するバイオテクノロジー企業です。ウルフ・リサーチが投資判断を「アンダーパフォーム」から「ピアパフォーム」へ引き上げました。メルクのキイトルーダとモデルナの個別化がんワクチン「intismeran autogene」の併用療法への期待も買い材料となりました。
*関連記事「モデルナ株急騰!個別化がんワクチン第3相成功で始まる「mRNAがん治療」巨大市場

スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)

株価変動: +9.35%
詳細: AIサーバーやデータセンター向けシステムを手掛ける企業です。エヌビディアの決算発表を控えて半導体・AI関連株が反発する中、AIインフラ需要への期待から大幅に上昇しました。

ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)

株価変動: +8.17%
詳細: 個人投資家向けの株式・暗号資産取引サービスを提供する企業です。ビットコインが一時8万ドルを突破したことで暗号資産関連株に買いが広がり、大きく上昇しました。

ルメンタム・ホールディングス(LITE)

株価変動: +6.67%
詳細: データセンター向け光通信部品やレーザーを手掛ける企業です。前日はエヌビディアのCPO(コパッケージド・オプティクス)技術が従来型光通信部品の需要に影響するとの懸念から売られていましたが、8月25日は買い戻しが入りました。AIデータセンター向け光通信需要そのものは引き続き強く、成長期待が株価を支えました。

ブルーム・エナジー(BE)

株価変動: +6.67%
詳細: 燃料電池を使ったオンサイト発電システムを手掛ける企業です。AIデータセンターの急増に伴う電力不足を背景に、送電網への接続を待たずに電力を供給できる同社の技術への期待が高まっています。AIデータセンター向け電力需要の拡大を期待した買いが入りました。

レディット(RDDT)

株価変動: +6.33%
詳細: 大規模なオンライン掲示板・コミュニティプラットフォームを運営する企業です。メタが開発中の消費者向けAIエージェント「Hatch」がレディットのコンテンツにアクセスし、情報を検索できる仕組みになると報じられたことが買い材料となりました。AI企業にとってレディットが持つ大量の人間による意見や口コミデータの価値が改めて意識されました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: +4.91%
詳細: CPUやGPUなどを開発する大手半導体企業です。レイモンド・ジェームズが投資判断を「アウトパフォーム」から「ストロング・バイ」へ引き上げ、目標株価も565ドルから641ドルへ引き上げたことが好感されました。

MPマテリアルズ(MP)

株価変動: +4.79%
詳細: 米国最大のレアアース鉱山「マウンテン・パス」を運営し、レアアース磁石の国内生産拡大を進める企業です。米国政府が重要鉱物やレアアースの国内供給網強化を進める中、同社への期待が継続しています。米国内でのレアアース供給網構築を担う戦略的重要性が改めて意識され、買いが入りました。

マーベル・テクノロジー(MRVL)

株価変動: +4.84%
詳細: データセンターや通信向け半導体を開発する企業です。AI半導体関連株の反発を受けて上昇しました。8月27日に予定されている決算発表にも市場の注目が集まっています。
*関連記事「エヌビディア一強に異変?AI投資の「次の主役」マーベルが急浮上する理由

カメコ(CCJ)

株価変動: +4.59%
詳細: 世界有数のウラン生産会社で、原子力大手ウェスチングハウスにも出資しています。原子力発電需要の拡大やウラン市場の長期的な需給引き締まりへの期待に加え、ウェスチングハウスの戦略的価値が改めて注目され、株価が上昇しました。

コインベース・グローバル(COIN)

株価変動: +4.28%
詳細: 米国最大級の暗号資産取引所を運営する企業です。ビットコインが一時8万ドルを突破したことを受け、暗号資産市場の活況への期待から株価が上昇しました。

デル・テクノロジーズ(DELL)

株価変動: +4.12%
詳細: PC、サーバー、ストレージなどを展開する大手IT企業です。テクノロジー株全体が反発する中、AIサーバーやデータセンター事業への成長期待から買われました。企業によるAIインフラ投資の拡大が続く中、エヌビディア製GPUを搭載したAIサーバー需要を取り込む企業として注目されています。

ストラテジー(MSTR)

株価変動: +3.42%
詳細: 世界最大規模のビットコイン保有企業として知られる企業です。ビットコイン価格が一時8万ドルを突破したことを受け、保有資産価値の上昇期待から株価が上昇しました。

マイクロン・テクノロジー(MU)

株価変動: +2.48%
詳細: DRAMやNANDなどメモリ半導体を手掛ける企業です。AI向けを中心としたメモリ需要の拡大とメモリ価格上昇への期待が支援材料となりました。8月25日はエヌビディアの決算を控えて半導体株全般が反発し、マイクロンにも買いが入りました。

エヌビディア(NVDA)

株価変動: +2.19%
詳細: AI向けGPUで世界をリードする半導体企業です。7営業日続落から反発し、2022年9月以来の長い連続下落に終止符を打ちました。8月26日の決算発表を前に買い戻しが入りました。

ターゲット(TGT)

株価変動: -3.78%
詳細: 米国で大型ディスカウントストアを展開する小売大手です。小売株全体が売られる中で下落しました。また、子供向けハロウィーン衣装を巡る批判も株価の重荷となりました。

アルベマール(ALB)

株価変動: -5.89%
詳細: EV向けバッテリーに使用されるリチウムを生産する大手素材企業です。8月25日は大幅に下落し、S&P500構成銘柄の中でも下落が目立ちました。

ディックス・スポーティング・グッズ(DKS)

株価変動: -30.63%
詳細: スポーツ用品を販売する米国大手小売企業です。決算が市場予想を下回ったうえ、通期1株利益見通しを従来の13.50~14.50ドルから11~12ドルへ引き下げたことが嫌気され、株価が急落しました。

*過去記事 株価変動


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